2019-01-01から1年間の記事一覧
引用:2019 Marvel 最初っから全力でマーベル初心者を置きざりにネタバレ全開で書くつもりなのでそのつもりでご覧ください。 「アベンジャーズ/エンドゲーム」最新予告 マーベルに登場するヒーローたちを同一の世界観で描くMCU(マーベル・シネマティック・…
ついに今日で平成も最後。平成の元年に生を受けたというだけで、特別な思い入れはそこまでないのですが、海外ミステリにハマってこの方4,5年で出会った海外ミステリのランキングだけはチマチマと作成しているので、平成の最後に、記録もかねて記事にして…
引用:2019 Marvel マーベル映画好きなら、もう見るっきゃない映画。にもかかわらず、公開終了間際にやっとこさ見に行けました。 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中では、衝撃の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に連なる重要作…
1937年発表 鮎川信夫訳 創元推理文庫発行 また、とんでもないものを読んでしまった…恐るべしバークリー。 う~んあらすじの中に展開バレを含みそうなので、恐恐としますが、とある人物が完全犯罪を目論むお話とでも言いましょうか。この、物語の筋が早々に明…
1906年発表 池央耿訳 創元推理文庫発行 今年初の短編海外ミステリです。 「二たす二は四、いつでも、どこでも、ぜったい四!」が口癖の≪思考機械≫ことオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン博士シリーズ。やっぱり古典ミステリを読むと、心が洗われ…
あれ?もう前回の記事から半年以上経っているんですね。このペースだと50年かかる計算になっちゃうので今年こそ定期的に…って考えているうちにもう3月… さて、今回エントリーの主演俳優は男性。長身で柔軟性のある体と、驚異の“顔面変化芸”を駆使してハリウ…
1916年発表 アルセーヌ・ルパン9 井上勇訳 創元推理文庫発行 本書をアルセーヌ・ルパンシリーズと呼んでいいのかどうか、まだ悩んでいます。 発表順に言うと9作目にあたる本書は、第一次世界大戦(1914)勃発直後の激動の2年間にモーリス・ルブランによっ…
2016年発表 山田蘭訳 創元推理文庫発行 フォロワーの方にオススメしていただいた(おねだりした)一作です。2018年末の主要なミステリランキング全てにおいて1位、と大傑作であることは折り紙付き。Twitter界隈のリアルな評価も高く、読む前から既にブログ…
1938年発表 ギデオン・フェル博士9 三角和代訳 創元推理文庫発行 ギデオン・フェル博士シリーズはこれで9作目になりました。少しだけおさらいをしておくと、彼の初登場作は『魔女の隠れ家』(1933)当時は“辞書編纂家”という肩書でしたが、その後はロンドン…
2000年発表 少年スパイ・アレックス1 竜村風也訳 集英社文庫発行 当ブログでは決して大々的にお伝えはしていないものの、筆者ぼくねこは、かなりのジョジョラーだと自負しています。ただ、「ジョジョの奇妙な冒険」ファンを謳っておきながら、恥ずかしいこ…
1942年発表 ベイジル・ウィリング博士4 渕上瘦平訳 ちくま文庫発行 建物を建てる時に最も重要な要素は基礎だとよく言われる。基礎がしっかりしていないと、地震や洪水などの災害に見舞われたとき、その家は耐えきれずに脆く崩れてしまうからだ。 これはミス…
はじめに 去年から約1年をかけて、自分が定期的に訪問している海外ミステリ中心のブログやホームページのリンク集を作ってみようという計画が進行していましたが、ついに今日完成しました。トップページのグローバルメニューの「ミステリ関連記事」は「リン…
1943年発表 ミス・マープル3 高橋豊訳 ハヤカワ文庫発行 2019年初クリスティは、ミス・マープルシリーズ第三作。 当ブログでも度々言っていることだが、筆者ぼくねこは海外ミステリをほぼ発表年順に読んでいる。所持している1910~1930年代(約250冊)のミス…
1981年発表 御手洗潔1 講談社文庫2013年版 当ブログはご存知の通り、主に“海外ミステリ”の感想を綴るブログということで、あえて国内のミステリの感想記事は書かないスタイルでここまでやってきました。 理由として、そもそも国内本格をあまり読んでいない、…
引用:©2019 Warner Bros. 鉄は熱いうちに打て、と言いますから、さっそく今日仕事を休んで嫁と見た『アクアマン』の感想を書いておきます。 へたなSF観るならアクアマンを観るべきだし、ヒューマンドラマが観たい、ラブロマンスが観たい、なんならホラーが…
1876年発表 大久保康雄訳 新潮文庫発行 言わずと知れた少年文学の超傑作を約20年ぶりの再読です。たしか、初読は小学校高学年の頃だったと思います。その所為か、記憶に残っているのはタイトル通り“トム・ソーヤーの冒険”物語部分のみ。 彼らを取り巻く大人…
安心してください、得るものはありませんよ。 ※ 本題は「読みやすいブログづくりのためのファーストステップ」なので目次より遷移推奨 ※ 当記事の内容は全てはてなブログを想定している はじめに 読みやすいブログづくりのためのファーストステップ トップペ…
1936年発表 ウィリアム・ビーフ巡査部長1 小林晋訳 扶桑社発行 初レオ・ブルース、ということで、まずは簡単に作者紹介からいきましょう。 レオ・ブルースという男 レオ・ブルース(本名ルパート・クロフト・クック)はイングランド・ケント州生まれですが、…
1935年発表 エラリー・クイーン9 井上勇訳 創元推理文庫1959年版 本当は島田荘司『占星術殺人事件』の感想を先に書こうと思っていたんですが、このタイミングで本を失くしました。これは、ミステリ界の神“エラリー・クイーン”の「書くな」というお告げなのか…
2009年発表 田口俊樹訳 文春文庫発行 必殺仕事犬ギヴに睨まれたら最後、涙腺をしっかり締めるのをあきらめなければなりません。涙腺崩壊、感涙必至のヒューマン(ドッグ)ストーリーです。 アメリカの全国民に深い悲しみと癒えぬ心の傷を刻み込んだ9.11とい…
1941年発表 精神科医ベイジル・ウィリング博士3 駒月雅子訳 創元推理文庫発行 典型的な悪女と彼女のドス黒い計画、そしてそれに触発され起こる怪事件。ミステリのテンプレとも言える導入部ですが、ここに浅見光彦系主人公(警察がその正体を知らない名探偵)…
1940年発表 精神科医ベイジル・ウィリング博士2 駒月雅子訳 創元推理文庫発行 粗あらすじ ヨークヴィル大学を訪れたフォイル次長警視正は、詳細な殺人計画が書かれたメモを拾う。警察官の勘か、妙な胸騒ぎを覚えたフォイルだったが、意を決する前に一発の銃…
もうすぐ4歳になる息子が熱性けいれんをおこして入院した。もしかしたら今後も同じような経験をするかもしれないので、忘れないためにも詳細を記録しておこうと思う。 10日(木) 入浴時に腹部と背部に広範囲の湿疹を確認。 11日(金) 皮膚科を受診するが…
発表年:1938年 作者:ヘレン・マクロイ シリーズ:ベイジル・ウィリング博士1 訳者:板垣節子 ヘレン・マクロイにチャレンジするのはこれで二度目。初挑戦は、なんの気紛れかベイジル・ウィリング博士シリーズ第5作『家蝿とカナリア』からでした。該当記事…
発表年:1925年 作者:G.D.H.&M.コール(夫妻) シリーズ:ヘンリー・ウィルスン警視2 訳者:石一郎 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も僕の猫舎をどうぞよろしくお願い致します。まだまだ昨年の読書感想が残っているので、まずはそ…