2023-01-01から1年間の記事一覧

『知りすぎた男』G.K.チェスタトン【感想】英雄より英雄らしい探偵

THE MAN WHO KNEW TOO MUCH 1922年発表 G.K.チェスタトン作 南條竹則訳 創元推理文庫発行 “知りすぎて何も知らない”男、ホーン・フィッシャーが活躍する連作短編集。提示される謎はどれも政治色が強く、作者チェスタトンの文明/政治批評の精神が存分に詰ま…