2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成最後に現時点での海外ミステリATB(オールタイムベスト)を発表

ついに今日で平成も最後。平成の元年に生を受けたというだけで、特別な思い入れはそこまでないのですが、海外ミステリにハマってこの方4,5年で出会った海外ミステリのランキングだけはチマチマと作成しているので、平成の最後に、記録もかねて記事にして…

『キャプテン・マーベル』【ネタバレ感想】90年代の空気感は見事

引用:2019 Marvel マーベル映画好きなら、もう見るっきゃない映画。にもかかわらず、公開終了間際にやっとこさ見に行けました。 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中では、衝撃の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に連なる重要作…

『試行錯誤(トライアル&エラー)』アントニイ・バークリー【感想】奇想天外がぴったりな傑作

1937年発表 鮎川信夫訳 創元推理文庫発行 また、とんでもないものを読んでしまった…恐るべしバークリー。 う~んあらすじの中に展開バレを含みそうなので、恐恐としますが、とある人物が完全犯罪を目論むお話とでも言いましょうか。この、物語の筋が早々に明…

『思考機械の事件簿Ⅱ』ジャック・フットレル【感想】失われた短編たちのご冥福をお祈りして

1906年発表 池央耿訳 創元推理文庫発行 今年初の短編海外ミステリです。 「二たす二は四、いつでも、どこでも、ぜったい四!」が口癖の≪思考機械≫ことオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン博士シリーズ。やっぱり古典ミステリを読むと、心が洗われ…