僕の猫舎

主に海外ミステリの感想を綴るブログです

ヘンリー・ウェイド

頑張れ!頑張るな!という矛盾【感想】ヘンリー・ウェイド『推定相続人』

発表年:1935年 作者:ヘンリー・ウェイド シリーズ:ノンシリーズ 訳者:岡照雄 倒叙です。 あんまり倒叙ものを読んだ経験に乏しいので参考になるかわかりませんが、ありきたりなプロットなのによく出来ていると思います。 訳者の岡照雄氏という名前は、あ…

フェアプレイに徹し過ぎるのも考え物【感想】『警察官よ汝を守れ』ヘンリー・ウェイド

発表年:1934年 作者:ヘンリー・ウェイド シリーズ:プール警部3 ヘンリー・ウェイドの作品に挑戦するのはこれが2作目です。 前回は同じ世界探偵小説全集で出された『塩沢地の霧』で、こちらは作者による巧みな登場人物の心理描写がトリックに直結している…

塩沢地の霧【感想】ヘンリー・ウェイド

発表年:1933年 作者:ヘンリー・ウェイド シリーズ:ノンシリーズ 軍人としてまた治安判事としても活躍したヘンリー・ウェイドは、イギリス本格推理小説の黄金時代を代表する作家の一人である。 彼の作風の一つとして挙げられるのが、リアリズムに則った警…