冒険

『雪の狼』グレン・ミード【感想】熱い涙で雪さえ溶ける

SNOW WOLF 1995年発表 戸田裕之訳 二見書房発行 またとんでもない冒険小説を読んでしまった。できることなら何も余計なことなど言わずにオススメしたい。 そもそも冒険小説をあまり読んだ経験がないので、本書の帯に書かれている、フレデリック・フォーサイ…

『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン【感想】不思議な感動が胸を貫く

H.M.S.Ulysses1955年発表 アリステア・マクリーン著 村上博基訳 ハヤカワ文庫NV発行 またとんでもないものを読んでしまった。自分のDNAの中には絶対にないフレーズが溢れだす。死にゆく男たちの祈りとか、生から死までを司り、地獄の業火をも呑み込む暴乱の…