『奇妙な花嫁』E.S.ガードナー【感想】今のところ全作ハズレなし

The Case of the Curious Bride 1934年発表 弁護士ペリー・メイスン5 宇野利泰訳 新潮文庫発行 前作『吠える犬』 次作?『義眼殺人事件』 まずは前作の感想でも言ったのだが、ペリー・メイスンもののお約束である次回予告がなかった件(本作の中身とは少し違…

『指輪物語 王の帰還上・下』J.R.R.トールキン【感想】余韻を醸成させてまだまだ味わいたいので追補編は読まない

The Return of The King 1955年発表 瀬田貞二・田中明子訳 評論社発行 前作『二つの塔』 ついに指輪物語を読み終えました。感無量というか、まあ人並みの感想しか出てこないわけなんですが、ずっと映画版にしか触れてこなかった人間からしてみれば、一の指輪…

『O・ヘンリー短編集(1)』O・ヘンリー【感想】皮肉っぽい筆致すら愛しい

1906年~ 大久保康雄訳 新潮文庫発行 初O・ヘンリーです。 O・ヘンリーという男 O・ヘンリー(本名:ウィリアム・シドニー・ポーター)は、1862年にアメリカのノースカロライナ州で生まれました。3歳で母親を亡くし、父方の祖母の家で暮らすことになったポー…

『かくして殺人へ』ジョン・ディクスン・カー【感想】ド直球のラブコメがど真ん中に直撃

And So to Murder 1940年発表 ヘンリ・メリヴェール卿 白須清美訳 創元推理文庫発行 前作『読者よ欺かるるなかれ』 次作『九人と死で十人だ』 登場人物たちが演じる役柄とその関係性が話のミソでもあるので、あらすじは省略しますが、ド直球のラブコメなので…

さらっと近況をご報告

仕事が断然忙しくなった。しかも、来年からもっと忙しくなる。さらに、もうすぐ第二子が産まれる。そして、育児休業を取得する。 縁あって、会社の広報担当に就いたこともあり、広報誌(紙)の作成業務が大幅に増えた。 なんでもかんでもブログのおかげにす…

『検察側の証人(戯曲)』アガサ・クリスティ【感想】最上級の欺しをあなたに

1953年初演 アガサ・クリスティ原作 早川書房発行 本作は、1933年にアガサ・クリスティが刊行した短編集『死の猟犬』に収録された短編小説を戯曲化した作品。1953年にロンドンで初演されて以降、映画化や舞台化など様々な形で長年にわたって、題材にとりあげ…

『シーザーの埋葬』レックス・スタウト【感想】フロンティア精神がかっこいい

1939年発表 ネロ・ウルフ6 大村美根子訳 光文社文庫発行 前作『料理長が多すぎる』 次作『我が屍を乗り越えよ』 粗あらすじ 愛する蘭の出品のため重い体を動かしたウルフは、旅路の途中で自動車事故に見舞われる。運転者兼助手のアーチー・グッドウィンと、…

ELDEN RINGをやってみたら想像通り最高だったのでとりあえずなんか書く

アーマード・コア、DARKSOULSシリーズなど、数多くのアクションゲームを世に送り出したフロム・ソフトウェアの最新作『ELDEN RING』を2時間ほど(!)プレイしてみて、想像通り最高だったので、勢いのままなんか書く。 正直、アクションゲームは苦手だ。単…

『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック【感想】ダークヒーローものとしても楽しめる

前作『怪盗ニック全仕事1』 次作『怪盗ニック全仕事3』 「価値のない、もしくは誰も盗もうとは思わないもの」だけを盗むプロの泥棒、ニック・ヴェルヴェットが活躍する全仕事を、作者ホックの発表順に編み直した全集の第二弾。 本作ではちょっと変わり種が…

初めて新型コロナウイルス感染症に罹患したので一応記録しておく

30代男性 基礎疾患無 ワクチン2回接種済み 発症1日目 夜仕事から帰ってくると喉に違和感が。痛みはないが、なにかつっかえたようなイガイガとした感じ。 念のため熱を測ってみると37.3℃。しんどくはないが若干火照っているような感じ。これは、やったな(…

『その死者の名は』エリザベス・フェラーズ【感想】一冊でわかるすごいシリーズやん

Give a Corpse a Bad Name 1940年発表 トビー&ジョージ1 中村有希訳 創元推理文庫発行 初フェラーズです。ミステリ愛好家からの評判もかなり良いですよねえ。自然と期待値が上がります。 かたいなかのチョービー村で起こった珍事件が物語の中心です。 深夜…

ROCK AND ROLL AND RAMBLE【The Beatles】Vol.4

はいあの企画の第4弾です。全然終わりません。 Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(1967) 毎年アルバムを出してライブをするのくりかえし、ツアー各地で起こるトラブル、演奏の再現性の低さなど、コンサート活動へのやる気を失っていたThe Beatlesが、…

2021年読了ミステリベストテン(ファイブ)

新年あけましておめでとうございます。 いつのまにか明けててびっくりしてます。 皆さんいかがお過ごしですか?元気ですか? こちら2021年はびっくりするぐらい仕事の方でいっぱいいっぱいで、ブログも読書も全然はかどりませんでした。 あと4~5年はこん…

ROCK AND ROLL AND RAMBLE【The Beatles】Vol.3

The Beatlesのオリジナルアルバムからプレイリストを作るシリーズ第三弾です。 今回は英国盤公式オリジナル・アルバムの6作目~聞いていきましょう。 こっから化け物揃いなんですよ……。 Rubber Soul(1965) シタールなどの東洋の楽器が多数用いられ、アー…

『ドイル傑作集Ⅱ海洋奇談編』アーサー・コナン・ドイル【感想】傑作集ねえ……

久々のアーサー・コナン・ドイルです。 ドイルが晩年に編んだ集大成的短編集The Conan Doyle Stotiesの中から、Tales of Blue Waterという括りでまとめられた海や水にまつわる短編たちが収められています。 結論から言えば、ミステリとして秀逸な作品はない…