僕の猫舎

主に海外ミステリの感想を綴るブログです

『魔法人形』マックス・アフォード【感想】奥深いプロットとモクモク

1937年発表 数学者ジェフリー・ブラックバーン2 霧島義明訳 国書刊行会発行 マックス・アフォードは初挑戦なので、まずは簡単に作者紹介から。 マックス・アフォードという男 マックス・アフォードは1906年オーストラリア・アデレード生まれ。若くしてオース…

『ドラゴン殺人事件』S・S・ヴァン=ダイン【感想】次回に期待

1933年発表 ファイロ・ヴァンス7 井上勇訳 創元推理文庫発行 粗あらすじ スタム邸の屋内プール、通称“ドラゴンプール”で飛び込み事故が発生した。凶報を受けて駆け付けたヴァンス一行だったが、被害者の影も形も無い一方で、紛うことなき伝説の巨竜の痕跡が…

『アベンジャーズ/エンドゲーム』【ネタバレ感想】3000回見る

引用:2019 Marvel 最初っから全力でマーベル初心者を置きざりにネタバレ全開で書くつもりなのでそのつもりでご覧ください。 「アベンジャーズ/エンドゲーム」最新予告 マーベルに登場するヒーローたちを同一の世界観で描くMCU(マーベル・シネマティック・…

平成最後に現時点での海外ミステリATB(オールタイムベスト)を発表

ついに今日で平成も最後。平成の元年に生を受けたというだけで、特別な思い入れはそこまでないのですが、海外ミステリにハマってこの方4,5年で出会った海外ミステリのランキングだけはチマチマと作成しているので、平成の最後に、記録もかねて記事にして…

『キャプテン・マーベル』【ネタバレ感想】90年代の空気感は見事

引用:2019 Marvel マーベル映画好きなら、もう見るっきゃない映画。にもかかわらず、公開終了間際にやっとこさ見に行けました。 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中では、衝撃の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に連なる重要作…

『試行錯誤(トライアル&エラー)』アントニイ・バークリー【感想】奇想天外がぴったりな傑作

1937年発表 鮎川信夫訳 創元推理文庫発行 また、とんでもないものを読んでしまった…恐るべしバークリー。 う~んあらすじの中に展開バレを含みそうなので、恐恐としますが、とある人物が完全犯罪を目論むお話とでも言いましょうか。この、物語の筋が早々に明…

『思考機械の事件簿Ⅱ』ジャック・フットレル【感想】失われた短編たちのご冥福をお祈りして

1906年発表 池央耿訳 創元推理文庫発行 今年初の短編海外ミステリです。 「二たす二は四、いつでも、どこでも、ぜったい四!」が口癖の≪思考機械≫ことオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン博士シリーズ。やっぱり古典ミステリを読むと、心が洗われ…