2022サッカーワールドカップ・カタール【試合予想】グループB

続いてグループB

ちょっとどこが抜け出るか予想がつかない難しいグループ

データで行くとイングランドなんでしょうけど、なめてかかると他の3国も実力はあるのでどこもグループ突破の可能性はあると思います。

 

 

 

 

イングランド(5位)

優勝候補が登場です。昨年のEUROで準優勝と成熟してきた感のあるイングランドは、絶対的エースのハリー・ケインを中心にしたわかりやすいチーム構成が魅力。絶対的エースがひとりいても勝てないのがサッカーですが、イングランドの場合はケインを活かす戦術とフォーメーションがよく機能しているので、「勝てる」サッカーができているのが強みです。ロシアW杯の4位を超える成績を残してくれる可能性が十分あります。

イングランド注目選手

FWハリー・ケイン

2018W杯の得点王ですからとにかくすごい。レヴァンドフスキベンゼマと並んで絶対的エースというにふさわしい選手。すごいのは超高精度のシュート。どっからでもどんな体制でもありえないスピードと正確さでシュートを放ってくるのは見てる側からしてもとにかく楽しいです。

また、ペナルティエリア内ではほかの選手を活かすプレーも高確率で行ってくる視野の広さもあります。さらに189㎝の身長を活かしたポストプレーの決定力も侮れません。

 

個人的には前回大会でも注目していたラッシュフォードに期待しているんですが、めっきり代表から遠ざかっています。所属するマンチェスター・Uではクリロナの不在もあって不動のワントップとして大活躍中。けが人やコンディション不良者が続出しているイングランド代表ならもしかするともしかするかもしれない、とあきらめてはいません。まあハリー・ケインがいる時点で得点力としては充分だとは思うのですが、万一ということもありますし、オプションとして用意しておきたいカードになってほしいです。

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イラン(23位)

日本の目線で言えば、正直、アジアにいてほしくないほどの強豪国。今大会では、アジア最速でW杯出場を決めました。心配といえば、つい先月代表監督が電撃交代した件。監督のカルロス・ケイロスは2014,2018年と連続でイランをW杯に導いたイランサッカーを知り尽くした人物。

ただ、最近の親善試合、とくにウルグアイ戦(イラン1-0ウルグアイ)はまじですごかった。ボール支配率や個人技ではウルグアイにかないませんが、ボールを保持したときの切り替えの早さとその精度の高さ、個々のスキルのふり幅も大きくて、南米のテクニカルなサッカーにひけをとらない攻撃を見せてくれていました。イラン史上初のグループ突破が十分期待できます。

イラン注目選手

前回大会でも注目していた最強の肩を持つGKビランヴァンドは、今も相変わらず強肩でした。イランの点取り屋FWアズムンは、今年からブンデス(ドイツ1部リーグ)のレヴァークーゼンに加入し活躍中。代表ではワントップとしての出場が多かったですが、チームではトップ下でフィニッシャーだけでなくパサーとしても活躍するなどプレーの幅が広がっています。もう一人のストライカーFWタレミも、FCポルトの主軸として大活躍中なので何の心配もありません。というか昨年のUEFA最優秀ゴールにも選ばれたゴールはまじですごかった。

 

ということで最大の注目はアズムンでもタレミでもなくサマン・ゴッドスでお願いします。プレミアリーグ(イングランド1部リーグ)のブレントフォードで攻撃型のMFを務める29歳。今シーズンはなかなか出場機会にも恵まれずベンチを温める彼ですが、イランの攻撃陣の厚みを作るためには彼のクールなプレーが必要不可欠。GKとの一対一でも落ち着きながらゴールを流し込む、そんな姿が見えます。

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アメリカ(14位)

世界一の多民族国家だけあって、様々なルーツを持つタレント豊かなチームが登場です。出場を逃した前大会の屈辱を晴らすことができるのでしょうか。チームの指揮を執るバーホルター監督は、攻撃的なフォーメーションを多く採用し、それに呼応する選手たちを多く選出しています。強豪国にどれだけ通用するかが楽しみです。

アメリカ注目選手

知名度の高いチェルシーのFWプリシッチをはじめ、ムサレイナと注目選手が目白押しですが、なかでも、守備的MFとして攻撃的なチームの中で守備をけん引するタイラー・アダムスに注目しています。もちろんボランチだけじゃなく左右のSBとしても攻撃に参加する力をもっていますが、やっぱり彼の力が発揮されるのはアンカーとしてプレーしているときでしょう。9月の日本戦でも、最初はボランチでしたが、失点後ポジショニングを最終ラインに変えてからアメリカの守備はぐっと安定感を増しました。超攻撃型アメリカの高い位置からプレスをかけていく守備意識とどれだけマッチングするのかはすごく楽しみです。

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ウェールズ(19位)

もうFWギャレス・ベイルをW杯で見れるというだけで垂涎もの。64年ぶりのW杯出場ということもあって、国としてもチームとしても本選にかける気合は充分です。超絶対的エースであるベイルを中心としたチームなのは間違いありませんが、期待できる若手の台頭もあって、攻撃のオプションが一辺倒でないところに強さがあります。

ウェールズ注目選手

33歳にして脂が乗りきっているベイルはもちろん大注目なんですが、僕の”ねこ”舎的にはネコ・ウィリアムズが気になるところ。体格で勝負するようなパワフルなSBではありませんが、スピードを活かしたオーバーラップと精度の高いクロスは目を見張るものがあります。

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あとはセリエAで活躍するMFイーサン・アンパドゥでしょうか。攻守両面でアグレッシブなプレーが特徴で、チームに酸素を送り続けることができる選手です。気になるのはアグレッシブすぎてめちゃくちゃカードをもらうところ。ここぞって時には使いにくいですが、基礎的な危機察知能力も高いですし、強い攻撃の意識もチームにはマッチしています。

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試合予想

1位 イングランド

2位 イラン

3位 ウェールズ

4位 アメリカ

 

イングランドとウェールズなんて激アツなんで、ここはどっちが勝つかでがらりと順位が変わるかもしれません。予想ではイングランドが勝っています。攻撃のアメリカと守備のイランという対戦も気になります。予想ではイランが守り勝って、ウェールズやイングランドとも接戦を演じています。正直このグループはFIFAランキングほど差はないと思っているので、アメリカがイングランドに打ち勝つ、みたいな未来も……それは、ないか。

アジアの強豪国イランにグループを突破してほしいという個人的希望も含めた予想ですが、ひと試合も見逃せないグループなのは間違いありません。

 

では!