ファンタジー

『指輪物語 王の帰還上・下』J.R.R.トールキン【感想】余韻を醸成させてまだまだ味わいたいので追補編は読まない

The Return of The King 1955年発表 瀬田貞二・田中明子訳 評論社発行 前作『二つの塔』 ついに指輪物語を読み終えました。感無量というか、まあ人並みの感想しか出てこないわけなんですが、ずっと映画版にしか触れてこなかった人間からしてみれば、一の指輪…

『指輪物語 二つの塔 上1・上2・下』J.R.R.トールキン【感想】中つ国の地図が欲しい

THE LORD OF THE RINGS 1954年発表 瀬田貞二・田中明子訳 評論社文庫発行 www.bokuneko.com www.bokuneko.com 超ざっくり『旅の仲間』のおさらい フロドと8人の仲間たちはいろんなことがあって一の指輪を葬る旅に出た。 がしかし、矢継ぎ早にいろんなことが…

『指輪物語 旅の仲間下1・2』J.R.R.トールキン【感想】そして旅は過酷さを増して

1954年発表 瀬田貞二・田中明子訳 評論社文庫発行 前回のおさらい ホビット族の青年フロドは、誕生日におじ(実際にはいとこで養父)のビルボから魔法の指輪を譲り受ける。しかし、その魔法の指輪の正体は、「一つの指輪」と呼ばれる凄まじい力を秘めた指輪…

ファンタジー世界への憧憬の原点【感想】J・J・R・トールキン『指輪物語/旅の仲間 上1・2』

長々と自分の偏愛ぶりを語る必要はありません。 自分がファンタジーに求めているものすべてが詰まった作品、ファンタジーというジャンルに感じる強い憧憬の原点となっている作品、何度見ても胸が高鳴り体が熱くなる作品、それが『指輪物語』です。 映画は毎…