息子が熱性けいれんで入院したので、当時の対応についての記録【痙攣って字がそもそも怖い】

もうすぐ4歳になる息子が熱性けいれんをおこして入院した。もしかしたら今後も同じような経験をするかもしれないので、忘れないためにも詳細を記録しておこうと思う。

 

10日(木)

入浴時に腹部と背部に広範囲の湿疹を確認。

11日(金)

皮膚科を受診するが原因は不明。

12日(土)19:00 

38.5の高熱を確認。前日(11日)より妻がインフルエンザA型と発覚、40度近い高熱が出ているため、息子もほぼ同じタイミングで感染した疑い強し。

すでに近隣の病院は診察時間を終了しているため、とりあえず(氷枕等)応急的な対応で一夜様子を見ることに。

13日(日)

朝の検温では熱は平熱に。一日元気に遊んで過ごすが、夜になり再び発熱。39度を超える。

14日(月)

熱が全く下がらず41度に達する。休日診療所を探し受診。インフルエンザA型と診断。専用薬タミフルを処方してもらい帰宅。

14:30

一回目のけいれん。口から泡を吹き、目は白目に。時間は1~2分程度。すぐさま受診機関に連絡すると、すぐに救急車を呼ぶことを勧められ救急搬送。

救急外来を受診するが、「単純型熱性けいれん」のため様子見とのこと。

ここで言う単純型とは、一回のけいれん時間が比較的短いもの(概ね5分未満)で、一回のけいれんで発作が治まるもの(発熱後24時間で一回のみ)。

一日に複数回起きたり、一回が15分を超えるなど長時間、また体の一部や半分など局所的に起こるけいれんは、「複雑型」となり即入院案件らしい。

※ちなみに担当医曰く、インフルエンザは痙攣を起こしやすい病気で、当日もうちの息子で3人目、とのこと。

17:00

一時帰宅。熱は常時40度をキープ。

19:10

二回目のけいれん。時間は1分程度。両親のどちらかが入院しなければいけない可能性を考慮し、携帯の充電器だけ持って救急搬送。

一回目に搬送されたのと同じ病院を受診するが、3連休最終日ということもあってか超混雑。受診したのは22:00を過ぎてから…

22:30

診察中は容体に異常が無かったが、「複雑型」は確定のため入院を勧められる。検査用の採血準備中に3回目のけいれん(約20秒)。すぐさま、モニター設置、抗けいれん剤の投与、酸素吸入が開始される。

 

追い立てられるように診察室から追い出され、救急処置。ここで妻が「このまま死んでしまうのではないか」と泣く。「そんなことはない、お医者さんの前で痙攣を起こして(適切に処置してもらえるから)逆に良かったじゃないか」と説く。実はおれも不安。

 

24:00

入院準備が完了し病棟へ。設備等の説明や、必要書類の記入を行う。

25:30

翌日はどうしても出勤しなければならなかったため、妻に付添をお願いし帰宅。

 

入院後

入院翌日にはタミフルのおかげもあってか、熱も下がり回復。常に「早くおうちに帰りたい」を連呼するようになり、帰らしてくれない医者と看護師を恨めしげに睨む二日間だった。

16日に退院後、二日間自宅療養し、今はもうすっかり元気になり保育所登園も再開。

 

反省点・対策等

  • 子どもだけでもインフルエンザの予防接種は行う

子どもの誰もがけいれんを起こすか、というとそうではない。でも、うちみたいに起こしやすい子どもも必ずいる。であれば、けいれんが起きやすいと言われるインフルエンザの予防接種は必須かもしれない。インフルエンザに罹患する可能性は排除できなくとも、重症化・高熱化しない対策は必ず取ろうと思った。

  • 抗けいれん剤や熱下げ(座薬)の用意

熱が上がるからけいれんが起きる。しかし、安易に熱を下げるのが得策、というわけではないらしい。もちろん体がウイルスと戦っているから熱が上がるわけで、予防のため、というだけで熱下げの座薬を投与するのは微妙なところ。

なので、今回処方してもらった抗けいれん剤(座薬)は役に立ちそうだ。もし、子どもがけいれんをよく起こす場合は、自宅用の抗けいれん剤の処方を医師に相談してみてもいいかもしれない。

  • 入院の準備

まあ共働きならそこまで事前に準備しておく必要は無いと思う。ただ今回、当日入院の可能性を考えて連絡手段の確保のため携帯充電器を持ったのは我ながらファインプレー。まあ、病院には公衆電話もあるし、そこまで重要ってことでもなさそうだけど…携帯あれば暇つぶしにもなる…しね?

あと入院費用は思った以上に安かった。自治体によって違いはあると思うし、こども医療の保険がどれだけ適用されてるのか、よく明細を見てないので不明だけど、2泊してご飯も毎食ついて、たった3,000円程度だった。日本凄い。

 

その他入院時ポイント

  • 親用ベッド、布団はない(ソファーベッドは有)ので、自宅から布団は持って行った。入院する病院によって違うので、早めに確認すること。
  • オムツは貸出式だった。借りた分はちゃんと自宅用で弁済。
  • 息子が暇だろうと思い、おもちゃを差し入れたが、点滴チューブ・モニタリングのケーブルが指と腕についているので、指を使うおもちゃは逆にストレスを与えた模様。自分で点滴チューブを取り、ベッドを血だらけにする始末。ポータブルDVDプレイヤーなどが良さげ。
  • 車欲しい。日常生活ではほとんど必要ないが、入院時の物資の補給時にはあれば超助かる。カーシェアも要検討。

 

以上、思いつくことは書いたつもり。

けいれん自体はもう5回も見ているので多少慣れてきたが、やっぱり不安になる動きなのは確か。

もし、未だ子どものけいれんを体験したことのない読者の方がいらっしゃったら、まずは落ち着いて欲しい。そして、時間を測ること。じゃないとそのけいれんが危険度の高いものか判断ができない。

そして落ち着いて119や各自治体の救急相談に電話しよう。子どもの状況をしっかり正確に伝えれば、的確なアドバイスを与えてくれるし、救急搬送の手配の判断も助けてくれる。

 

 

たぶんうちはけいれんを起こしやすい体質?なので、まだしばらくは発熱時のけいれん発症の危険は高いと思う。

早く発熱に耐えれるくらい大きくなって欲しいな、あんな苦しそうな姿見たくないよ、と思う反面、まだまだ小っちゃくて可愛いらしい今のままでも良いよ。とも思う複雑な親心。

いや、大きくなるのが早いほうが良いに決まっているか。風邪、ひくなよ。

 

では!