2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今月毎日書いてきた記事のまとめ記事で最終日を埋めてしまうとは、なんともカッコ悪いんだけど、そもそも今月毎日更新しようと思ったのには一応の理由があったのでそこから始めようと思います。
法と言ってもヴァン・ダインの二十則やノックスの十戒みたいなミステリを構成する法(Law)ではなく、ミステリを評価するうえで指針となる評価方法(Method)という意味での法である。
5月も残すところあと三日。やっとゴールが見えてきたが今がかなり辛い期間。実はもうお分かりかもしれないが、今月は毎日記事を投稿してみようと思っている。しかも全てミステリに関連した記事で、だ。見返してみるとかなりギリギリな記事も多かったように…
せっかく映画も推理小説も好きなんだから、ミステリ要素の強い、どんでん返しがオススメな映画を紹介してみよう。ただ色んなサイトで紹介されすぎて擦りまくっている作品だが…
発表年:1905~1907年 作者:ジャック・フットレル シリーズ:思考機械 本書は日本で独自に編纂された≪思考機械≫が登場する短編集です。≪思考機械≫はもちろんあだ名で、本名はオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼンといい、肩書きと本名を合わせればア…
宗教なんていうセンシティブな話題に触れるのはちょっと気が引ける部分もあるのだが、ミステリについて思いを巡らしてゆくと、どこかに宗教の影がちらほら見える時がある。
ミステリファンならずとも、誰しもが安く手軽に本を手に入れたいと願っていると思う。そんな全ての読書家にとってかかせない通販サイトといえば「BOOKOFFオンライン」だろう。かくいう私もかなりお世話になっている通販サイトである。その閲覧回数といったら…
先日人生で初めて、創作の物語しかも短編ミステリっぽいものを書いてみた。自分で書いてみて初めて、物書きの方々の凄さを理解できた部分もあり、感想記事以外のものを書く楽しさを感じることができたので、忘れないうちに記録を残したいと思う。
日曜の朝早く、ミス・テリー嬢が屋敷内の自室で死んでいるのが発見された。口許には嘔吐の跡が見られ、横たえた躰から伸びる華奢な右手には、齧りかけのリンゴが握られていた。容疑者は、ミス・テリーの死亡時間帯に屋敷にいたとされる4人の人物。
毎回読んだ海外ミステリには得点をつけて、順位を出している。誰かにおススメの作品を紹介する時(滅多にないが)の指標にもなるし、自分の記憶も強固にできる。さらに順位をつける作業自体が楽しい。マイ・ベストテンみたいな記事を書く際の参考にもなる。
発表年:1938年 作者:マイクル・イネス シリーズ:ジョン・アプルビイ警部3 あらすじは不要でしょう。第一部の数ページを読むだけで、奇矯な人物の死と、その人物を巡って起こる様々な事件が本書の中核を成していることがわかります。 そして感想の前に、こ…
今回はミステリに登場する犯人の持つ要素をデータ化し、観察してみたいと思う。犯人の傾向についての情報を記載するため、今後海外ミステリを読むうえで誤った先入観を持ちたくない方は、読まないことをオススメする。
ただ漠然と海外ミステリを読むのではなく、自分なりに、読んだ情報をデータ化して見返す、という作業をずっと続けている。
よく 「趣味は人間観察です」とか 「休日はカフェに行って人間観察してますね~」 などと言う人間と会う。
※不正確かつ大変失礼な記述があり6/14訂正しました。 当ブログでは海外ミステリを中心に備忘録代わりに感想を書いている。ただ最初は覚書代わりに書いていたはずなのに、いつのまにか、読んだ本を是非多くの人にも読んでほしい!という欲が強くなってきて、…
発表年:1934年 作者:E.S.ガードナー シリーズ:ノンシリーズ E.S.ガードナーと言えば、法廷ミステリ『弁護士ペリー・メイスン』シリーズが有名らしいですね。残念ながら未だ一作も読んだことはなく、本書も古本屋で偶然見つけ、タイトルに惹かれて買ってし…
ミスリルという言葉が好きだ。
先日の記事でも書いたとおり、私の母親は離婚後たった一人で私を育ててくれた。
私には父親がいる。当たり前である。もちろん単為生殖で生まれてきた人間などこの世にいるはずがない。
何でもミステリと繋げりゃいいってもんじゃない。そんな声がどこからか聞こえてくる。
発表年:1938年 作者:E.C.R.ロラック シリーズ:ロバート・マクドナルド警部14 本作はインテリジェンス(知性)溢れるジェントルマン(紳士)である、マクドナルド警部による華麗な推理が楽しめる長編推理小説です。 ロバート・マクドナルド警部はスコット…
ミステリとテレビゲーム。この二つの相性の良さは折り紙つきで、『かまいたちの夜』のようなゲームブックタイプのものから、『レイトン教授』のような脳トレタイプまで、謎を解かせるゲームは大衆に受け入れられてきた。
ミステリに登場する代表的な洋服といえば、夜会服だろう。
もし画面の前のあなたが、定期的に≪僕の猫舎≫を訪れてくださっている読者であれば、ここ数日、私がミステリというジャンルやワードそのものと何故か必死で向き合おうとしていることを感じ取っていただけるだろう。
はたして、この世にミステリではない作品はあるのか。
かぶれる(気触れる) 1漆や薬品などの刺激で皮膚が炎症を起こし、赤くかゆくなる。まける。2 あるものの影響を強く受けて、その風 (ふう) に染まる。
発表年:1927年 作者:F.W.クロフツ シリーズ:フレンチ警部3 今まで『ポンスン事件』を除く、クロフツのノンシリーズもの3作と、フレンチ警部ものを2作順番に読んできました。 読む度にクロフツの新たな魅力と欠点に気付かされるのですが、本作ではクロフ…
生きているとそれだけでミステリに遭遇すると感じたことはないか。わたしは去年の夏、『増えたコーヒー』とも呼ぶべきミステリに遭遇した。拙い文章だが読んでいただければ幸いである。
先日の記事で、究極のミステリの指標を示したが、それ以外のミステリはつまらない作品なのか、と聞かれれば全くそうではない。むしろ、多少アンフェアだったり齟齬があったりする作品ほど、感想を書いているとツッコミたくなったり、欠点の影に隠れた美点に…
そもそもミステリとはなんだろうか?個人的には、呼称に拘りは無い。フィクションのジャンルの一つとして言えば、別に推理小説でも探偵小説でも良いのだ。