『デッドプール』【感想】2016年映画鑑賞まとめ

絶対に子どもに見せちゃいけないヒーローもの。 デッドプール (字幕版) 発売日: 2016/09/07 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る

『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』【感想?】2016年鑑賞映画

痺れた。 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (字幕版) 発売日: 2016/09/07 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る マーベルってなによ? マーベル・シネマティック・ユニバース始動 MCU作品群の見方 オススメ鑑賞順 やっぱり多いわ、もっと…

人とは失敗から学ばない生き物である

ブログの開設から1年以上経ち、自分なりに良いペースで小説や映画の感想を書けていると感じています。 とはいえ、テキストの出来はまだまだ未熟で、でもどうすれば改善されるかはわからず、という状況が続く毎日です。 思い返せば学生時代から、書くこと自体…

巧みな舞台設定と小道具の数々が光る中期の名作【感想】アガサ・クリスティ『ひらいたトランプ』

17/4/26 改稿 発表年:1936年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ13 簡単に作品の特徴を書き出してみます。 まず魅力的なシチュエーションで起こる大胆な殺人事件を発端に、ポワロを含む豪華な探偵たちが競演して推理します。そして、…

『スターウォーズ/フォースの覚醒』【感想】2016年鑑賞映画まとめ

なかなか小説の感想書きが捗らないのと、そもそも読むのが遅くて感想が書けていないので、今年度映画館で見た映画の総まとめみたいなのを少しずつしようと思います。 スターウォーズとの出会い 新三部作を見て いざフォースの覚醒へ! SW用語解説 超あらすじ…

剣の八【感想】ジョン・ディクスン・カー

発表年:1934年 作者:ジョン・ディクスン・カー シリーズ:ギデオン・フェル博士3 まずは 粗あらすじ ポルターガイストが出ると噂されるスタンディッシュ大佐の屋敷で犯罪研究家の主教がご乱行。その主教の予告通り、隣家でとてつもない謎を孕んだ事件が発…

ブリッジについて【雑記】トランプゲーム

推理小説にかかせないトランプゲームの一つといえばブリッジ。 運に頼るのではなく、推理し分析し戦略的にプレイできるトランプゲームブリッジ。 でもどんなゲームかはよく知らない。 そんなあなたにお届けします。 ブリッジ超簡略解説雑記 ※ただし正式?な…

性格や人格から推理する人にはオススメ【感想】アガサ・クリスティ『メソポタミヤの殺人』

発表年:1936年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ12 まずは粗あらすじ 看護婦のエイミー・レザランは知人の紹介と推薦により、考古学者の妻ルイーズ・ライドナーを看護することとなった。ライドナー夫妻がいるバグダット近郊の遺跡で待…

他言は無用【感想】リチャード・ハル

発表年:1935年 作者:リチャード・ハル シリーズ:ノンシリーズ リチャード・ハルといえば『伯母殺人事件』と言う小説が有名なようです。残念ながら私は未読なのですが、推理小説の“ある括り”の中でも三大小説と呼ばれるほど高名な作品らしいですね。 一方…

迷走パズル【感想】パトリック・クェンティン

発表年:1936年 作者:パトリック・クェンティン シリーズ:ピーター・ダルース1 まずは初挑戦と言うことで作者の紹介からいきましょう。 実はパトリック・クェンティンというのはペンネームで、しかもエラリー・クイーンと同じように複数人が携わっていたよ…

『白い僧院の殺人』カーター・ディクスン【感想】足跡のない殺人の代表格

1934年発表 ヘンリ・メリヴェール卿2 創元推理文庫発行 前作『黒死荘の殺人』 次作『赤後家の殺人』 本作最大の特徴と言えばもちろん、“足跡のない殺人”でしょうか。 ≪白い僧院≫と呼ばれる歴史ある建物の別邸で発見された死体を巡る不可能犯罪は、単純な“雪…

製材所の秘密【感想】F.W.クロフツ

発表年:1922年 作者:F.W.クロフツ シリーズ:ノンシリーズ 本作は、推理小説と呼ぶには少々物足りません。 怪しげな製材所で行われている企業犯罪に焦点を当てた社会派ミステリのような形を成してはいるものの、それに付随して起こる殺人事件はなんともお…

荘厳で重厚な傑作長編【感想】『ナイン・テイラーズ』ドロシー・L・セイヤーズ

発表年:1934年 作者:ドロシー・L・セイヤーズ シリーズ:ピーター・ウィムジィ卿9 本作は、日本の推理小説における第一人者である江戸川乱歩が、黄金時代の推理小説ベスト10の第10位に挙げた程の作品、といえばどれほど有名な作品かわかります。 私自身、…

恐怖が時代を超えてやってくる【感想】カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』

1934年発表 ヘンリ・メリヴェール卿1(通称H・M) 創元推理文庫発行 次作『白い僧院の殺人』 探偵役のH・M卿は、陸軍省情報部長を務め、風来や口調などからは、どこか破茶滅茶で型破りな人物に思えます。 また、デビュー作でありながら登場するタイミングは…

おしゃべり雀の殺人【感想】ダーウィン・L・ティーレット

発表年:1934年 作者:ダーウィン・L・ティーレット シリーズ:ノンシリーズ 本作、かなり異色のミステリだという噂は聴いていたのですが、そもそもティーレットという作家自体、国書刊行会の世界探偵小説全集の発行が無ければ知ることもなかったでしょう。…