大好きな【うさるの厨二病な読書日記】にYellを

Yell 叫び声をあげる、大声で叫ぶ、どなる エールって、応援、的な意味はなかったんですね。 今日は、ちょっといつもの方針から逸脱して、あるブログについて書きたいと思っています。 わけあって更新が途絶えている(といっても2週間ですが)【うさるの厨…

読書が遅々として進まない13の理由

こうゆうのを書くからほんとうはダメなんですけどね。 最近めっきり読書数が減ってしまいました。前までは月平均6冊くらいは読めていたのですが、7、8月はともに4冊でした。海外ミステリの読了とその感想というのが、当ブログの生命線ですからこれは由々…

一部ミステリ初心者にとっての関門あり【感想】ドロシー・L・セイヤーズ『ピーター卿の事件簿Ⅱ顔の無い男』

顔のない男―ピーター卿の事件簿〈2〉 (創元推理文庫) 作者: ドロシー・L.セイヤーズ,Dorothy Sayers,宮脇孝雄 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2001/04 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 発表年:1925~1939年 作者:ド…

名作と名高いエラリー・クイーン『悲劇四部作』は本当に順番に読む必要があるか

先日定期購読している『推理小説読んでみる?』で、エラリー・クイーンの悲劇四部作をオススメする記事を読みました。 kirakunimystery.hatenadiary.jp タイトルで誤解を招いてはいけないので、補足しておきますが、今日の記事は、 「どこが本当に名作なんだ…

フレンチ警部シリーズのトライアルにしてはまずまず本気【感想】F.W.クロフツ『ポンスン事件』

発表年:1921年 作者:F.W.クロフツ シリーズ:ノンシリーズ ようやくクロフツのノンシリーズものの長編を読み終えました。クロフツのノンシリーズもののミステリは、クロフツの代表作『樽』、そして『フローテ公園の殺人』と『製材所の秘密』のたった4作で…

ブログアイコンやらタイトルを少し変えました

2週間ほどブログを休んで、別に全てが無かったことのようにいつもの日常に戻った、というわけではないんですが、もう何でもいいから書きたくて書きたくて仕方がない、みたいな日もあって、 思ったより自分の中で、ブログという存在の比重が重かったんだなと…

こんばんは、山田時の流れに身をまかせ(やまだ てれさてん)です

先日、定期購読しているブログ「自由ネコ」で驚愕の記事を読みました。まずは一度読んでから、その衝撃度を実感してください。 gattolibero.hatenablog.com ねえ…読みました? まさか【検証】というタイトルから、破壊力抜群のキラキラネームの記事になると…

解説もまた名作【感想】G.K.チェスタトン『ブラウン神父の醜聞』

発表年:1935年 作者:G.K.チェスタトン シリーズ:ブラウン神父5 ついにブラウン神父シリーズを読破しました。 ただ、このタイミングで、創元推理文庫から新版がどんどん発刊されているので、さらに蒐集欲が掻き立てられますねえ解説が新しくなっているらし…

『スパイダーマン/ホームカミング』【映画ネタバレ感想】少年が人生の選択をする物語

引用:Marvel Studios2017 MARVELの稼ぎ頭であるスパイダーマンの新たなリブート作品ということは、MARVELファンなら必ず見ておきたい作品です。 スパイダーマンを演じる若手俳優トム・ホランドがこれまたOL諸氏にワーキャー言われそうなカワイ子ちゃんだった…

人生に計算式はないのだから(ドヤ)

久々のmixi日記再投稿シリーズ。 不評につき第三弾が満を辞して登場です。暇つぶし程度にご覧ください。 幸せのカオス2011年02月17日18:55なんか最近自分の日記にも飽きてきたので、きょうは久しぶりにどーでもいいことを熱く語ってみたいと思います。 そし…

クリスティの復讐成るか!?中期の意欲作【ネタバレ感想】アガサ・クリスティ『愛国殺人』

発表年:1940年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ19 今日はですね。当ブログでは珍しく、最初っから最後まで完全にネタバレありでお送りしたいと思います。なので、当然のことながら未読の方は本書をまず読んでから進んでください。…

バランスのとれた絶妙な中編ミステリ【感想】ジョン・ディクスン・カー『第三の銃弾』

発表年:1937年 作者:ジョン・ディクスン・カー シリーズ:ノンシリーズ まずは 粗あらすじ 退官した老判事が自室で射殺された。撃たれて間もない銃を握りしめて呆けていたのは、かつて判事に極刑を命じられた男だったが、判事の命を奪った銃弾は男が持って…

しゅくさんねん?とりあえずブログ開設から3年経ったみたいです

つい先日こんなものが届きまして。 書き残そう、あなたの人生の物語、ねぇ… 2015年の8月に最初の記事を投稿してからはや3年が経ち、ぼちぼち書きたいことが定まってきたかな、というこの頃です。なので、今月ついにはてなProに申し込み、独自ドメインも取得…

作者がぐいぐい覗いてくるある意味意欲作【感想】C・デイリー・キング『海のオベリスト』

発表年:1932年 作者:C・デイリー・キング シリーズ:オベリスト1 正直むちゃくちゃ楽しみでした。この作品を読むために今まで頑張ってきたと言っても過言じゃありません。 私は基本的に文庫本しか集めていないんですが、唯一持ってる単行本のミステリが本…

まるで洋食屋のオムライスのような【感想】マージェリー・アリンガム『キャンピオン氏の事件簿I窓辺の老人』

発表年:1936~1939年 作者:マージェリー・アリンガム シリーズ:アルバート・キャンピオン氏(日本独自編纂) 本書を書いたマージェリー・アリンガムは、クリスティやセイヤーズらとともに英国女流推理作家ビッグ4と呼び讃えられるほど高名な推理作家です…