僕の猫舎

主に海外ミステリの感想を綴るブログです

ヘンリ・メリヴェール卿

ハウダニットの極致【感想】ジョン・ディクスン・カー『ユダの窓』

発表年:1938年 作者:カーター・ディクスン(J.D.カー) シリーズ:ヘンリ・メリヴェール卿7 訳者:高沢治 今年最後の海外ミステリ感想記事になりそうです。でも最後に、本作を紹介できるのは嬉しかったりして… というのも海外ミステリ界に燦然と輝く傑作長…

アタリハズレというかテンションの違い【感想】カーター・ディクスン『孔雀の羽根』

発表年:1937年 作者:カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー) シリーズ:ヘンリ・メリヴェール卿 訳者:厚木 淳 ウッキョおおおおおお~ヒョーーーーイイイイィィィィ仕事行きたくなあああああああああああああい!!!!!! はっ…今わたしは何…

断然ひとつ前の作品からオススメします【感想】カーター・ディクスン『パンチとジュディ』

発表年:1936年 作者:カーター・ディクスン(J.D.カー) シリーズ:ヘンリ・メリヴェール卿5 訳者:白須清美 「カーって面白いの?」この本を手に取って、そう思ったあなた。そんなあなたにこそ、この小説を読んでもらいたい! 私が今回手に取ったハヤカワ…

おいおいルパンかよ→誠に申し訳ございませんでした【感想】カーター・ディクスン『一角獣の殺人』

一角獣の殺人 (創元推理文庫) posted with ヨメレバ カーター・ディクスン 東京創元社 2009-12-20 Amazon Kindle 発表年:1935年 作者:カーター・ディクスン(J.D.カー) シリーズ:ヘンリー・メリヴェール卿4 訳者:田中潤司 今年度の下半期は、カー作品を…

ギロチンの刃の切れ味に劣らないH・M卿の名推理【感想】カーター・ディクスン『赤後家の殺人』

赤後家の殺人 (創元推理文庫 119-1) posted with ヨメレバ カーター・ディクスン 東京創元社 1960-01-15 Amazon Kindle 発表年:1935年 作者:カーター・ディクスン(J.D.カー) シリーズ:ヘンリー・メリヴェール卿3 粗あらすじ 「部屋が人間を殺せるものか…

白い僧院の殺人【感想】ジョン・ディクスン・カー

発表年:1934年 作者:カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー) シリーズ:ヘンリ・メリヴェール卿2 本作最大の特徴と言えばもちろん、“足跡のない殺人”でしょうか。 ≪白い僧院≫と呼ばれる歴史ある建物の別邸で発見された死体を巡る不可能犯罪は、…

恐怖が時代を超えてやってくる【感想】カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』

発表年:1934年 作者:カーター・ディクスン(J.D.カー) シリーズ:ヘンリ・メリヴェール卿1(通称H・M) 探偵役のH・M卿は、陸軍省情報部長を務め、風来や口調などからは、どこか破茶滅茶で型破りな人物に思えます。 また、デビュー作でありながら登場するタ…