ミス・テリー殺し

日曜の朝早く、ミス・テリー嬢が屋敷内の自室で死んでいるのが発見された。口許には嘔吐の跡が見られ、横たえた躰から伸びる華奢な右手には、齧りかけのリンゴが握られていた。容疑者は、ミス・テリーの死亡時間帯に屋敷にいたとされる4人の人物。

悪しきミステリ

毎回読んだ海外ミステリには得点をつけて、順位を出している。誰かにおススメの作品を紹介する時(滅多にないが)の指標にもなるし、自分の記憶も強固にできる。さらに順位をつける作業自体が楽しい。マイ・ベストテンみたいな記事を書く際の参考にもなる。

リーダーズ・ハイを体感せよ【感想】マイクル・イネス『ある詩人への挽歌』

発表年:1938年 作者:マイクル・イネス シリーズ:ジョン・アプルビイ警部3 あらすじは不要でしょう。第一部の数ページを読むだけで、奇矯な人物の死と、その人物を巡って起こる様々な事件が本書の中核を成していることがわかります。 そして感想の前に、こ…

データで見るミステリII(犯人編)

今回はミステリに登場する犯人の持つ要素をデータ化し、観察してみたいと思う。犯人の傾向についての情報を記載するため、今後海外ミステリを読むうえで誤った先入観を持ちたくない方は、読まないことをオススメする。

データで見るミステリI(探偵編)

ただ漠然と海外ミステリを読むのではなく、自分なりに、読んだ情報をデータ化して見返す、という作業をずっと続けている。

ミステリな癖

よく 「趣味は人間観察です」とか 「休日はカフェに行って人間観察してますね~」 などと言う人間と会う。

ミステリ師匠

※不正確かつ大変失礼な記述があり6/14訂正しました。 当ブログでは海外ミステリを中心に備忘録代わりに感想を書いている。ただ最初は覚書代わりに書いていたはずなのに、いつのまにか、読んだ本を是非多くの人にも読んでほしい!という欲が強くなってきて、…

あなたは忘れずにいられるか【感想】E.S.ガードナー『忘れられた殺人』

発表年:1934年 作者:E.S.ガードナー シリーズ:ノンシリーズ E.S.ガードナーと言えば、法廷ミステリ『弁護士ペリー・メイスン』シリーズが有名らしいですね。残念ながら未だ一作も読んだことはなく、本書も古本屋で偶然見つけ、タイトルに惹かれて買ってし…

ミスリルとミステリ

ミスリルという言葉が好きだ。

母親とミステリ

先日の記事でも書いたとおり、私の母親は離婚後たった一人で私を育ててくれた。

父親とミステリ

私には父親がいる。当たり前である。もちろん単為生殖で生まれてきた人間などこの世にいるはずがない。

目標とミステリ

何でもミステリと繋げりゃいいってもんじゃない。そんな声がどこからか聞こえてくる。

インテリたちの競演と怪演【感想】E.C.R.ロラック『悪魔と警視庁』

発表年:1938年 作者:E.C.R.ロラック シリーズ:ロバート・マクドナルド警部14 本作はインテリジェンス(知性)溢れるジェントルマン(紳士)である、マクドナルド警部による華麗な推理が楽しめる長編推理小説です。 ロバート・マクドナルド警部はスコット…

ミステリなゲーム

ミステリとテレビゲーム。この二つの相性の良さは折り紙つきで、『かまいたちの夜』のようなゲームブックタイプのものから、『レイトン教授』のような脳トレタイプまで、謎を解かせるゲームは大衆に受け入れられてきた。

ミステリな服

ミステリに登場する代表的な洋服といえば、夜会服だろう。