人生初めてのDIYをしたので記録しておこっと【準備物編】

 GWを利用して、「やってみよう」をやってみた。

 

 そうDo It Yourself、DIYである。

 

 元々は、電動工具を買って、引っ越しの際に出た大型家具等の粗大ごみの解体を行う予定だったのだが、面倒くさくて家族への愛に突き動かされて、妻から依頼されていた「洗濯機横に洗濯後の衣類を置く台的な何か」を作ってみた。ちなみに制作編は後日更新予定。

 

準備物

電動工具

BLACK&DECKER コードレスコンボツール ¥17,604

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 インパクトドライバードリルドライバーさえあればよかったのだが、サンダー丸ノコまでついてこの価格だったので買ってしまった。

 ちなみにインパクトドライバーというのは、硬い素材に対してや長いビスを締め付けるために、衝撃(インパクト)を与えながら同時に締め付けを行う工具だ。

 ドリルドライバーは文字通りドリルビットなどを装着し、穴あけを行うのが主な用途だが、トルク調節機能が付いており、ネジの締め過ぎによるネジ山の潰れや対象材の割れなどを防ぐ設定が可能だ。設定方法はよくわからない。

 


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 丸ノコは文字通り、丸い鋸が回転して木材を切断する工具。刃の大きさ/本体の形状によって切断できる最大の厚さが変わる。

 サンダーとは、サンドペーパー(やすり)などを装着して振動や回転を用いて、対象を削る/研磨する工具。

 ファイヤーは、図鑑番号146のかえんポケモン。オレンジ諸島に棲む伝説の火の神。同じくフリーザーは、図鑑番号144のれいとうポケモン。かわいい。

 

 大手メーカー(マキタ/日立など)に比べるとパワーは40%近く落ちるし、耐久性にも不安があるけど、あっちは1台で4~5万もする。今回使ってみて、特にパワー不足は感じなかったし、操作性も良好だった。各ツールやビットの取り替えも初心者でも簡単にできるが、ボタンや外装に所々ちゃちな部分もあった。あと重量がツールやバッテリー込みで1.5㎏もあるので、取付姿勢や場所によっては女性が長時間片手で取回すのはしんどいかも。

 

BLACK&DECKER 電動式ノコギリ/ジグソー ¥7,281

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 こっちは主に家具の解体用として購入……したのだが、思ったより使い勝手が良くて、木材の切断はほとんどこっちでやってしまった。というか、丸ノコを使う場合は、木材を固定できる専用台のようなものがないと、真っ直ぐ切るのが難しかった。

 コード式なのでバッテリー切れの心配もないし、「ジグソーモード」で局面に切断することも可能らしい。一応ミステリファンとして言っておくと、死体を切断することも可能かもしれない。

 

その他工具類

 
直角定規 ¥2,000

 板を横断する直角の線を引くときに使った。なんかDIYやってる感が出るので必須。

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ノギス ¥2,500

 何でもかんでも厚みを測りたくなること必至のアイテム。基本的には物の内径や外径を測る工具なのだが、0.1mm単位の精度で測ることができたり、穴の深さを測ることができるので、意外に重宝する。

 余談だが、ノギスのクチバシ部分は非常に鋭利になっており、これをフローリングなどに落とすと漏れなく瑕/凹みが生じます(生じた)。

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金槌(玄能) ¥700

 重さが色々あるし、材質も木・金属・ゴムとたくさんあるので迷ったが、225gのシルバー色がかっこいいこれにした。選定のポイントは、片手で軽くブンブンと振ってみていい感じか。釘をガツンと木にめり込ませることができそうかどうか。ここは自分の感覚を信じること。

 使ってみて思うことは、まず頭部分が大きすぎないほうが良い。頭が大きいほうが、対象には当たりやすいし、力も伝わりやすいのは間違いないが、そもそも最初からフルパワーで叩くことなんてほとんどなく、何回か打ち付けて徐々に力を入れていくことが多いので、小型の方が使い勝手が良いように感じた。今回は後述の鑿やバールと組み合わせて使うことも多かったので、併せて使う工具との大きさのバランスを見ても良いかもしれない。

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鑿 ¥600

 これを持っているだけでなんとなく熟練の宮大工感が出る一品。彫刻刀を荒っぽく使うようなイメージで買ってみた。

 実際には、製作物の背面に2cm角×深さ1㎝ほどの空洞を作りたくて使用したのだが、こちらも買って正解だった。こいつの尾部をハンマーでたたくだけでDIYやってる感が1.5倍に増える。

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バール ¥1,000

 金庫破りとかで使うような大きいバールではないが、そこそこ泥棒になった気になれる工具。

 テコの特性を利用したくぎ抜きに使われる工具だが、こちらは家具の解体に役立った。接合部の隙間に先端を無理くりねじ込んで、背からハンマーで叩く、そしてテコの原理でこじ開ける。みたいな作業がめちゃくちゃ気持ち良い。

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ビス各種 ¥1,000~

 今回の買い物で一番迷ったのがビス、いやネジ、いやコーススレッド。

 とにかく種類が多い。頭部の形状と、先端部の形状、長さ、太さの組み合わせが無数にあり、一説によるとその総数は1億を超えるとも言われている。知らんけど。

 たぶん代表的なのがなべ型(出っ張っている)か皿型(平ら)なので、ねじ込む対象から飛び出したいのかそうじゃないのかで一応は選定できそう。

 あと大事なのが長さ。いざ締め込んだはいいが、木の裏側から飛び出しちゃいました、では元も子もない。木と木を接合する場合は大体20mm以上はネジ部分が入っている方が良いと聞いたので、そこを目安に(気持ち長めに)買った。2cm厚の木に金具を止めるために1.6mmのビスを購入した。合っているかはわからないので、コーナンのちゃんとした人に聞くほうが良い。

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金折 1コ¥100~

 木と木を接合した直角部分の補強用に購入。筋交(柱と柱を対角線に横断する補強材)や背板、固定式の棚板があれば不要なのかもしれないが、今回は作りたいのはただの長方形の箱。四隅に2個ずつ全部で2台作る予定なので16個も買った。

 レジの店員さんが「こんなにも要るんですか?」みたいな顔をしていたのでめちゃくちゃ不安になった。

 

手袋 ¥400

 これはもうみんな買ったほうが良い。DIYなんてしなくても買った方が良い逸品。

 もちろんただの手袋/軍手ではない。「背ぬきタイプ」の手袋である。作業用手袋だからゴム製になっており、滑り止めとグリップ力が抜群に作業効率を上げる。そして、背ぬきの文字通り手の甲部分のみ薄い化学繊維でできており伸縮する。このおかげで、ゴム手袋特有のゴワゴワした感じや、指の曲げ伸ばしで発生するヨレ、長時間の使用で感じるムレがほとんど生じない。ゴム部分の厚さ/丈夫さによって値段が増減するようだが、どんなものでも穴が開くときは開くので、安いものを何双か買っておく、で良いと思う。

 DIYだけじゃなく、ゴミ出しや電球交換、掃除などでガンガン使えるし、引っ越し作業や簡単な家具の組み立てなんかにも重宝しそう。今自分が使っているのはかなり薄いタイプだからか、なんとスマホもいじれる。

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超強力(ネオジウム)磁石 ¥400

 別にDIYにあまり関係ないのだが、家を建てたときの大工さんに教えてもらった豆知識で「めっちゃ便利やんけ」と思ったので買ってみた。

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 賃貸物件では画鋲レベルの小さな穴なら退去時に弁済を求められることは少ない。場合によってはエアコン設置のための大きめのビス穴だって何も言われないこともある。ただ、一生住み続ける家だと思うと、バシバシと穴をあけるのは躊躇ってしまう。賃貸だってぼこぼこと穴が開いているのは気持ちよくない。

 

 少し家の構造の話をする。家は梁と柱でできている。横棒と縦棒だ。基本的には柱がどこにあるかは見えないようになっているが、それはその上に防音・断熱用に石膏ボードと呼ばれる材料が張られていることが多いからだ。そしてこの上にクロス(壁紙)が張られている。では石膏ボードはどうやって柱にくっついているのか?答えは、柱と、さらに間隔の短い間柱に対して金属製のビスで留められている。そう、壁から数mm隔てて金属がある、ということは、強力磁石なら難なくくっつくのだ。

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 ということでくっつけてみた。

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 このビスは大体横(間柱)が45cm間隔、上下は30㎝間隔で打ってあることが多い。なので、45×35cmの4つの角に磁石を設置して薄いアクリル板等を挟めば、あら不思議、簡易掲示板の出来上がり。

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 もちろん、欠陥住宅じゃなくちゃんとビスが打ってあることが条件だし、クロスの厚さにもよるので必ずネオジウム磁石がくっつくか、と言われれば保証はできない。

 ちなみにネオジウム磁石は「ふんむっ」としないと中々取れないくらい強力なものを選ぶこと「えいっ」くらいでは心もとないので注意。パッケージには“強”とか“中”で書いてあることが多いが、“強”は大体でかすぎるし、“中”は中の下から上までピンキリなのでちゃんと「ふんむっ」か確かめること。

 

 

とりあえず準備編はここまで。

製作編は近日公開(予定)。

では!