夢のマイホームへの道のり【新企画?】マンション?一戸建て?メリット・デメリットを整理

本気で家を探している。

あと数年で息子も小学生。いくら公立とはいえ、やはり選びたい。学力はもちろん、学校の規模や設備もある程度充実していて欲しいし、地域の治安や利便性も重視したい。今はいろいろとリサーチをしながら、引っ越し先を検討している。ただ引っ越し先を探しているわけではない。このタイミングで「マイホーム」購入を検討している。

具体的に検討といっても、住宅展示場に見学に行ったり、マイホーム建築のハウツーを学ぶためのセミナーに参加したり、まだまだ勉強中。

 

 

実は3年ほど前、一度「マンション購入」を本気で考えたことがあった。当時は夫婦でとことん話し合い、「我が家は絶対にマンションで決まり!」と息巻いていたのにもかかわらず計画は頓挫。今では夫婦ともに気持ちが一戸建てに大きく傾いている。

何があったのか。

まずはそこら辺から初めて、自分たちが学んだことをアウトプット(一度言ってみたかった)することで、知識の整理や復習をしていきたい。題して、

 

リアル猫舎建築への道!

…ダサい。絶望的にダサい。

 

ぼくねこ、夢のマイホームへの道!

 

…くそダサい。

いや、私だけの夢ではない。妻にとっても夢なのだ。

もっと大きく、大きくだ…

 

 

二人の夢への軌跡

ダッセェ……。

 

 

…とにかく、マイホーム建築までの道のりを記録していくつもりだが、当然のごとく最終的には建てないかもしれない。一生賃貸、という選択肢も実はまだある。すべての記録が無駄になる可能性もあるが、とにかくやってみる。

 

 

二人の住まい遍歴から見る願望

夫婦ともに幼いころから団地暮らし。生活水準で言えば低め…貧乏な家庭に生まれたため、どちらもマイホームに対する願望も強い。小さく狭い家にぎゅうぎゅうに物が詰め込まれた窮屈な住まいだったこと、そしてどちらも祖父母世代は自然に囲まれた大きな戸建てに住んでいたことから、当然のようにマイホーム=一戸建ての住居をイメージしていた。←これが5年前。

 

しかし、子どもが産まれ、2LDKの現住居にも物が溢れかえり手狭になってくる。細々としたものが散乱し、部屋が片付かない。同棲した時から気づいていたはずなのだが、二人とも極端に整理整頓が苦手、そしてとにかく掃除が嫌いだった。そこで二人は考えた。「もっと大きい家」「片付けやすい(片付けがはかどる)家」に住もう!都会で3LDKはある部屋を借りるとなると家賃10数万円は普通にかかってくる。同じ額払ってもローンの支払いが終われば自分のものとなるマンションを買ったほうが良いじゃないか。そんな、ごくごく一般的な思考回路で新築マンションを探し始めた。←これが3年前

 

結局、ローンの事前審査まで行ったのにもかかわらずマンション購入には至らなかったが、積極的に進めてみて初めて自分たちが求めるマイホームの形が少し見えてきたのも事実。

マンションか戸建てか、という頭を悩ませる問題を解決するためのヒントは、インターネットで調べてば多々出てくる。しかし、答えはどこにも転がっていない。それは、最初から自分たちの中にある譲れないナニカだったり、こうしたい、こうありたいという強い願望だ。

たとえ、今はしっかりとした形をしておらずボンヤリとした願い、思いであっても、それを磨き、家族の対話によって形作っていくことこそ、マンションor戸建て問題のただ一つの解決方法だと思う。

一応この5年間で感じたマンションと一戸建ての抱えるメリット・デメリットをまとめておきたい。※あくまでも自分が感じていることで、全てにおいて正確な情報ではないことを了解いただきたい。

 

マンションのメリット・デメリット

管理費を永久に支払わなければならない、しかも年々上がる、さらに住民の中に管理費を滞納している人がいた場合、精神的・物理的負担が生じる修繕積立金もかかる。修繕方法や時期は、住民による管理組合によって決められることが多く、民主的な多数決による決定が行われるとはいえ、自分の意見通りにならないことも考えられる。駐車場費用もかかる。マンションによっては希望の場所が取得できなかったり、全戸に駐車スペースが与えられているわけでもない。マンション全体を一つの都市と考えると、事故物件になった場合、入居者が減って住民全体の負担が増える可能性もある。可能性ばかり気にしていても仕方がないが、「気になる」のか「気にならない」のか自分の性分と照らし合わせてみるとベターな選択が見えてきた。

こんなにデメリットを書き連ねてきて、なぜ最初はマンションを希望していたのか、とお思いだろう。

最初はマンション美化のための管理費や修繕積立金や駐車料を払うのが「あたりまえ」「当然」だと思っていた。一戸建てでもトータルで考えるとほぼ同じだけの修繕費はかかるし、管理用の消耗品だって必要だ。ただ、積み立てのタイミングや金額の大小、修繕の内容など、自分で責任をもって考え決定できるのは、やはり一戸建ての大きな魅力だ。※建てるハウスメーカーによって修繕のタイミングや料金など細かく決まっている一戸建てもあるので注意

 

メリットとしては、やはり生活環境の良さが挙げられる。「売れるマンション」というのは、まず駅近だしスーパーや保育所、学校、病院などが近隣に整備されている。オートロックの玄関や管理人常駐などがあれば、セキュリティ面でも安心かもしれない(個人的にはあまり強みを感じないが)。

 

一戸建てのメリット・デメリット

一戸建てにもデメリット・メリットがある。その中でも自分たちにしっくりきた点を書いておく。

まずは圧倒的な収納力。マンションとは雲泥の差だろう。一般的なマンション(3LDKで70~80㎡)で内約8%くらいが一般的な収納スペースの割合だが、一戸建てでは総面積数が大きいのもあるが、13%~が標準となっている。しかも一戸建てなら、押し入れやウォークインだけでなく、ステップフロアやロフト、地下室などを備えればさらに収納力を上げることができる。

ここらへんを生活の動線を考えながら建てるのも楽しそうだ。

そう、楽しそうなのだ。

どんな家にしよう。外観は?玄関の門のタイプは?フローリングの色は?キッチンの形は?採光はどうやってとる?庭は無くていいよね?窓にシャッターは欲しいな。壁掛けタイプのストーブがあるんだって。しかもイギリス製だよ?こんなことを考えるだけでウキウキワクワクしてくる。そういえば結婚式場選びの時も終始楽しかった。

 

デメリットは完成形をイメージしにくいこと。マンションは基本的には出来上がっているものを買うことが多い。同じサイズのモデルルームを見学できることも多いし、部屋でくつろぐ家族の姿や生活のイメージがとにかくつき易い。目で見て体感してから、価格提案を受け、ある程度納得して買うことができる。つまり理想と現実のギャップが生じにくいのがマンションだろう。

しかし、一戸建てだとそうはいかない。唯一無二の家を建てようと思うと、懸ける労力が膨大にかかるうえに、それに見合ったものが出来上がるかは完成してからじゃないとわからない。しかも、そんなわからないものにウン千万払うのだ。恐い

いくら綿密な打ち合わせをしても、また、建てている間に現場に赴き進捗状態を把握していても、住んでみたらなんかしっくりこない、という意見もよく聞く。そもそも、建てたい土地が見つかるかどうかも運任せなのだ。そして、建ててみても納得できるものができあがらないかもしれない。

注文住宅(一戸建て)は全体で70%を目指そう、とよく言われる。土地もお目当ての場所、面積で100%、上物(家自体)も理想を詰め込んだ100%で合計200%メガトンマックスの家なぞ不可能らしいのだ(今のところはメガトンマックスを目指そうと思っている)。だからこそ、最終的には土地と上物合せて70%、完ぺきな家ではなく満足度の高い家を目指すのだという。それにウン千万払うのだ。恐ろしい

 

 

これからその恐ろしい所業に携わるにあたって、ダラダラやっていても意味がない。とりあえず来年の3月までに区切って取り組んでいきたい。消費税増税にともなう住宅の減税制度などのリミットも来年の3月なのだ。ここらへんは、また機会があれば(買うことになれば)書こうと思う。

 

今は、住宅を建てるうえでのポイントやアイデア集のようなものの収集に取り組んでいる。ぜひこの記事を読んでいただいた方で、やって良かった、これは絶対やっておいたほうが良い、というようなことがあれば、お知恵を貸していただきたい。

 

海外ミステリを読みながら、映画を観ながら、ゲームをしながら、ブログを書きながら、育児をしながら、そしてここに家を建てながらという新たなライフイベントが加わった。体を労わりながら元気に取り組もうと思う。

では!