コスタリカ(23位)×セルビア(34位)
6月17日(日)21:00フジ
北中米の雄とヨーロッパの隠し玉の対決です。
コスタリカは前回W杯ベスト8の強豪ですが、今回は順調に調整できているかと言えばそうではないようで。親善試合でベルギー、イングランド、ハンガリー、スペインにぼこぼこ。
一方セルビアは、直近のボリビア戦で5得点と大爆発。ボリビアのディフェンス陣が棒立ちなのは気になりましたが、セットプレーで2点ってのは評価できると思います。
1点目のヘディングシュートや3点目のFKからの流れを見て、空中でボールをまわす回数が多いなあと思って調べてみたら、なんと身長の高さ平均が185.6cmで出場32か国中堂々の1位(ちなみに日本は178.1cmで31位)
セットプレーの回数が多ければ多いほどセルビアには有利な試合になることが予想されます。
注目選手
コスタリカ
ジョエル・キャンベル(25)FW
弱冠19歳でアーセナルに移籍し、前回W杯ではウルグアイを大差で破りグループ首位通過に貢献した若きストライカーですが、現在の所属チームでは残念ながらそんなに出場機会も得られず、結果も伴わず、とスランプ気味。
ただ最近の代表戦では、3試合に出場して1ゴールとまあまあ復調の兆しが見えてきてます。
本戦でまた光を放ちビッグクラブ移籍への足掛かりができるか、彼自身の今後のサッカー人生にとっても大事な大会になりそうです。
セルビア
あの…全体的に気になる選手が多いです。
プレーじゃなく、見た目的に、ですが。
まずは
FWのアレクサンダー・ミトロビッチ(23)
なんでしょうか、このロシアンマフィア感。こっわいんですけど。
ベルギーのリーグで2シーズン合計69試合36ゴールと恐ろしい成績を残した点取り屋です。ボリビア戦でハットトリック決めたのも彼ですし、なんといっても味方にも活力を与えるようなパワフルなミドルシュートが魅力です。
あと、キャプテンの
ブラニスラヴ・イヴァノビッチ(34)DF
にも注目してます。
テレビでのサッカー観戦ってどうしても上から視点が多いので、気になっちゃうんですよね彼の後頭部が。
とはいえ、かつて10年にもわたって名門チェルシーの防衛ラインを支え続けた実力は本物です。
高い身長を活かしたヘディングシュートなど得点にも絡むことのできる右SBです。そういえば先のボリビア戦でも豪快なボレーシュートを見せてくれました。
※ラストパスはミトロビッチのオーバーヘッドパスでした。
試合予想
コスタリカ0-1セルビア
自信があります。根拠はありませんが。
結構早い段階でセットプレーから1点奪ったセルビアが、そのまんま逃げ切るシーンを想像しました。
ブラジル(2位)×スイス(6位)
6月17日(日)27:00NHK
今大会屈指の好カードです。
ブラジルは特に好調を維持して本戦に臨んでます。南米予選18試合41得点はやっぱり異常な数字です。一試合で絶対に2点はとってくれるんだから安心すぎます。
スイスは各試合の得点シーンを見る限り、縦の突破よりかは、サイドからゴールへ繋がるボールをばんばん供給してくるスタイルでしょうか。
たしかにサイドの突破力は強力ですが、問題はそれが世界屈指のSBを要するブラジルにも通用するか、そしてブラジルの攻撃力への対策ができているかでしょう。
正直、スイスの守備陣はそこまでよくできたものじゃない気がします…あとブラジルのSBは攻撃力もハンパ無いですし。
注目選手
ブラジル
カゼミーロ(26)MF
ネイマールやジェズスに注目してないと言ったら嘘になりますが、彼らより注目して見たいのがカゼミーロです。
所属しているレアル・マドリード同様守備的なMFとしてブラジル代表でもスタメンは固いでしょう。
彼の持ち味はなんといっても安定感。
レアルでの出場時間は、C.ロナウドやセルヒオ・ラモス、同代表のマルセロ、GKナバスを抑えて堂々一位です。
それだけ守備の信頼が厚いのがわかります。
代表でも、たとえスイスにサイドを突破されても、カゼミーロが中のケアをしっかりできていれば、失点に繋がることはまず無いでしょう。
スイス
ファビアン・シェア(26)DF
現在スペインのデポルティボでCBとしてプレーするシェアですが、あんまチーム全体の勢いが無いため、目立った活躍はあまりできてません。
しかし、パスカットの技術も高く、奪ってから前線へ送るロングパスの精度がかなり高いです。
彼の活躍がスイスお得意のサイド攻撃と違ったアクセントになれば、スイスというチーム自体が化ける可能性もあると思います。
試合予想
ブラジル2-2スイス
間違ってもブラジルが負けることは無いと思いますが、スイスがけっこう玉砕覚悟で突っ込んで来たら面白くなるんじゃないかと妄想してます。
では!