引用:2018 Marvel
たっくさん、ひーろーがでてきて
つおいてきとたたかって
おもしろかったです。
コレですね。
コレしかないし、コレ以上もない。
見終わった今の率直な気持ちとしては、
最後まで見届けてやるぞ、的な
骨は拾ってやるからな、という決意に満ちています。こうなったらMCU終幕の時まで食らいついてやろうという意地しかありませんし、半ば使命的なモノさえ感じています。
だから無責任にも
「未鑑賞の方は『アイアンマン』(2008)から順に見てね♪」
などと軽々しくは言えなくなってきました。出会わない、という幸運もあるのかもしれません。
しかし、全くMCU作品をみたことのない読者の方がどれほどいらっしゃるのかはわかりませんが、当ブログでは、やっぱりシリーズ未鑑賞者へのメッセージ、みたいなのも少しは込めたいわけで…
いいですか?
これから『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見ようと思っているMCU初心者のあなた!
まずは『アイアンマン』(2008)を見ましょう!
ハマった方は自己責任でハマりましょう。
無責任でスイマセン…
ハイ、こっからはがっつりネタバレします。
物語のあらすじはいたってシンプル
6個全てを集めれば、全生物を指パッチンで消せる、と言われるほど、強力なパワーを秘めたインフィニティ・ストーン。その内の2個を保有する地球に、タイタン星人サノス率いる軍団が侵略を始める。全宇宙に活躍を広げるスーパーヒーローたちは、サノスの魔手からインフィニティ・ストーンを守ることができるのか?
ほぼドラゴンボールです。
う~ん何から書こうか…
アクションシーンでテンションがブチ上がるところについては、最近購読している「しーまんの映画から学ぶ人生」様の記事が最高です。文字を見返しただけで、あの時の興奮が沸いてきます。
しーまんさんほど的確にアクションについて語れる知識も無いので、ここではちょっと個人的にプロットで躓いた点(粗探し)や個人的にツボったところをちょこちょこ書いていきたいと思います。
※1度しか鑑賞していないため、認識不足や情報の誤りがございましたらご教示ください。
強いけどツメが甘い敵
冒頭のゴリゴリのアクションからブラックオーダーの奇襲攻撃まではテンポも良く、ヒーローたちへの速攻が効果的で、アイアンマン&ドクター・ストレンジが対応しきれていない様子が上手く表現されていました。
ヴィジョン&スカーレット・ウィッチが急襲されたのも迅速かつ巧妙で、今までのヴィランの中でも、知と勇どちらも兼ね添えた最強の敵なのは間違いないでしょう。
ただ、ヴィジョン&スカーレット・ウィッチが大ピンチ!の後、キャプテン・アメリカさっそうと登場するシーンはカッコいいけど…めちゃくちゃカッコいいんだけど
…敵さん、すっごい優しいのね。トドメは刺さず、待つのね。
限界のギリギリになったら、結局はファルコンかブラック・ウィドウが止めてはくれるんだろうけど、敵の手を止めるために銃弾の一発くらいはあっても良かったんじゃないの?
※プロキシマミッドナイトの手を止めたキッカケについては改めて確認します。
まさかのアブドゥル
お次はめちゃくちゃハイになったところ。
宇宙人の船Qシップ内で行われるアイアンマン、ドクター・ストレンジ、スパイダーマンの作戦会議終盤で、ドクター・ストレンジがアイアンマンに言うじゃないですか。
君の命が危なくなっても、助けず(タイム・)ストーンをとる
みたいなこと。
アブドゥルじゃん!
大事なことなんで二回言いますが、
ジョジョの奇妙な冒険第三部のモハメド・アブドゥルじゃん!!!
もう死亡フラグとか自己犠牲フラグがびんびんで鼻血出るかと思いました。結局、命をなげうつわけじゃないんですが…
ミステリ好きには堪らない謎と解決
さてサノスはサノスで、地球のインフィニティ・ストーン奪取を部下に任せ、入手難易度最難関のソウル・ストーンを求めて、ガモーラとともに惑星ヴォーミアへ向かいます。
愛する者と引き換えにしなければソウル・ストーンは手に入らない、という仕掛けに全幅の信頼を寄せていたガモーラですが、ここは巧みです。
ガモーラがクイル(スター・ロード)に、殺して、と頼んだのも、サノスにとって自身がソウル・ストーンを手に入れる唯一の鍵だというだけでなく、自分が愛されている可能性も認識していたんじゃないかと想像すると、ミステリ好きな自分も唸らされる仕掛けだったと思います。
サノスがガモーラを愛していた、実の娘のように思っていた描写も細かく挿入されるなど、かなりサノスの人格を掘り下げる演出も光っています。
※効果的とは思っていませんが。
アガモットの目が開かない
5つ目のタイム・ストーンを巡っての戦いは圧巻です。
タイマンでもチーム戦でも、強大な力の前に苦戦しながらではありますが、各自が見どころを作り、個性的な能力を駆使してサノスを抑え込んでいくこのタイタン星でのバトルが、本作の最高潮でした。
ただ、ドクター・ストレンジさん。
タイム・ストーン使うならココじゃないですか?インフィニティ・ストーンの中でも屈指のチート能力を誇るタイム・ストーンには、時を遡らせたり、未来を視たり、事象自体を巻き戻してしまう超強力な能力があるはずなのですが…
サノスが既に持っているリアリティ・ストーンもかなりチートっぽいんですが、こちらも目立った活躍をせず。NAUTOで言う影分身や幻術みたいな使い方しかしません。
もちろん、映画とはエンターテインメントですから、多少ご都合的なところは目を瞑りますし、これらは純粋に楽しむためには不必要なツッコミです。
ただ、もっと有効にタイム・ストーンを使うきっかけはあった気がしてなりません。
そして最終盤、ワカンダでの決戦へ
ここまできてツッコむのはアレなんですが、なんでタイタン軍はインフィニティ・ストーンの在り処がわかるのでしょうか?
インフィニティ・ストーン同士は引かれあう、みたいな、まるでスタンド使いのような繋がりがあるんでしょうか。
ヴィジョンが言っていたように、インフィニティ・ストーンが他のストーンを呼び、その所有者サノスがそれを感じ取れるということでしょうか。
もし後者なら、じゃあ惑星ヴォーミアのソウル・ストーンも自力で探せよ、とツッコめますし、そうじゃないなら、ヴィジョンもドクター・ストレンジも逃げればいいじゃんと思ってしまいます。
みんなが皆、ヴィジョンに逃げろ!っつってんのに、あいつ全然逃げんよね。(生身のポール・ベタニーが観れただけで満足ですが)
あと、シュリはヴィジョンからマインド・ストーンを取り外そうと頑張ったけど、結局取り外せなかったからあなたの今作の見せ場0よ。
あとこれは必要無いヤジだとは思うんですが、
指パッチンで全生物の半分が消滅する
って比喩じゃなかったのね。
ちょっと笑っちゃいました。
あ、ほんとに(指パッチン)するんだって。
タイタン星で(ガントレットを)握らせるな!みたいなやりとりがあったのに、そこだけは指パッチンなんだ…
今後の展望や予想的な何か
ここまで、これでもかってくらい生産性の無い文章になっていますが、最後に今後の展望と言うか、張られた伏線を少しだけピックアップしたいと思います。
ロキ生存説
結構序盤でロキは首ゴキンで死んじゃいますが、サノスの前に登場する前に若干の間というか、消えて再登場するまで(ハルク戦闘中)に空白の時間があります。
たぶん、生きてるでしょうねえ。
インフィニティ・ストーン発動後もたぶん生きているでしょうし、次作はキーマンになるのではないか、と。
消えたヒーローと消えなかったヒーロー
消えた(12人)
ウィンター・ソルジャー、ブラック・パンサー、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、グルート、マンティス、ドラックス、スター・ロード、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、マリア・ヒル、ニック・フューリー(救難信号送信後)
消えない(9人)
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ウォーマシン、ブラック・ウィドウ、オコエ、ネビュラ、ロケット
不明(5人)
ウォン、ペッパー・ポッツ、シュリ、アントマン、ホークアイ
作中で死亡
ロキ、ガモーラ、ヘイムダル、ヴィジョン
こうやって眺めて見ると、ちょうど半々になるように調整&都合よく人事整理された感があります。
長らく引っ張ってきたウィンター・ソルジャーは静かに葬られ、チートすぎるスカーレット・ウィッチやドクター・ストレンジもご退場。
シリアスな雰囲気にそぐわないスパイダーマンとスター・ロードもお休みしました。
一方、MCU最初期を築いたアイアンマン、キャップ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウは健在。このメンバーで『アイアンマン4』を撮ってほしいくらい。
たぶんロキは復活して、ヴィジョンもシュリとトニーの手で復活すれば、あとは疑似インフィニティ・ストーン的なものが造られ、現実改変が行われてめでたくヒーローたちは復活。
今作で生死不明の内2,3人が加わった12人程度で、本物のインフィニティ・ストーンの破壊工作、てな感じを妄想しました。
あ!違う違う!!!
エンド・クレジットをすっかり忘れてた。
2019年アメリカ公開予定の『キャプテン・マーベル』ですよ。ブリー・ラーソン演じるミズ・マーベルをすっかり忘れていました。
まだまだ情報が少なく、どんな作品になるかは全く不明ですが、少なくとも次のアベンジャーズには無くてはならない重要なキャラクターなのは間違いありません。
シリーズ最新の情報を『僕の猫舎』でお伝えすることはありませんが、今後公開されるマーベル作品には、這ってでも観に行こうと思っています。
次は『デッドプール2』でお会いしましょう。
では!