DCコミックスと言えば、当ブログでも度々紹介しているマーベルと対成す二大アメコミ出版社のひとつです。代表的なヒーローはスーパーマンとバットマン。
そんなDCのスーパーヒーローチームが登場する映画『ジャスティスリーグ』をさっそく見に行ってまいりました。
映画『ジャスティス・リーグ』特別映像【HD】2017年11月23日(祝・木)公開
まずは鑑賞直後のツイートをご覧ください。
『ジャスティスリーグ』鑑賞。ガル・ガドット最高としか言いようがない。なんだろうどんどん自分の目が曇ってきた気がする。
— ねこのきもち (@bokuneko89) 2017年12月4日
水晶体がだいぶ汚れているようです。
今日の記事内では、『ジャスティスリーグ』に登場するヒーローたちの葛藤とか、仲間同士の絆とかに焦点を当てて書いてみようと思っていたのですが、いつも以上にペランペランな記事になりそうなので、一つのことに絞って書こうと思います。もちろんガル・ガドットのことではありません。
感想は一言で言える、わかりにくい
まずですね。
本作『ジャスティスリーグ』に至るプロセスというか関連している過去作を挙げていきましょう。『スーサイド・スクアッド』(2016)は外してます。
『マン・オブ・スティール』(2013)
『バットマンVSスーパーマン』(2016)
『ワンダーウーマン』(2017)
『ワンダーウーマン』【感想】なんでだろう、こんなに涙が出る映画だっけ - 僕の猫舎
一方、マーベルにも同じようなヒーローチーム『アベンジャーズ』(2012)が存在しますが、そちらが公開するまでの関連作品はこうなっています。
『アイアンマン』(2008)
『インクレディブル・ハルク』(2008)
『アイアンマン2』(2010)
『マイティ・ソー』(2011)
『キャプテン・アメリカ』(2011)
パッと見ではよくわからないと思うので説明しますと、
マーベル作品では、単発で一人のヒーローを主人公にした作品を5作(物語に絡むヒーローは6人)作ってから、『アベンジャーズ』に到達したのに対し、
DCはたった3人のヒーローを登場させただけで、集大成である『ジャスティスリーグ』を作ってしまったところに問題があります。
単純に『ジャスティスリーグ』に登場する新しいヒーローたちに馴染めない…バックグラウンドが不明で感情移入も共感もできない…ヒーロー同士の一致団結も成り行きまかせで納得できない、と予備知識と事前の入念な準備無しには100%楽しむことができない作品になっています。
D…よ…C…DCよ…聞こえていますか…焦らず地道に進むのです…丁寧に布教活動を行うのです…
一応制作サイドもその懸念があったのか、各キャラクターの公式紹介動画を作っていたり努力は見られるんですが、それなら最初っから単発をいくつか作れば良かったわけですよ。
フラッシュ、サイボーグ、アクアマン全部作らなくても良い。
せめてフラッシュは作ってからでも良かったんじゃないかな、と思います。すごく良いキャラクターなので。
(ちなみに『アクアマン』『サイボーグ』は製作予定)
どこかマーベルに追いつかなきゃ!という焦りを感じました。
でも、各ヒーローたちの単発映画が続々作られることは半ば決定しているわけで、本作の良さというか完成度・全体像というのは、
もしかしたら一連の作品が全て作られて初めて見えるものなのかもしれません。
なのでですね。無理に今すぐリアルタイムで見に行かなくても良い作品だと思います。
全てが公開されてからゆっくり一から見直す、でも良いんじゃないでしょうか。
とりあえず、私はシリーズ最新作のレビューだけはしようと思っているので、考えが変わればまたご報告いたします。
ほんとガル・ガドット美しかったです(我慢できなかった)
では!