たまには、最新作とかも紹介しとかないといけませんね!
今日、007シリーズ最新作「007スペクター」を鑑賞してきました!
ダニエル・クレイグをジェームズ・ボンドに据えての4作目になるため、ファンの間でも、最終作か⁉︎との噂も飛び交う中、そんな思惑を吹っ飛ばす程の衝撃的でスリリングなアクションシーンをもって、本作は幕を開けました。
メキシコでのアクションシーンには、案外スタントマンが多く使われたようですね。映画館で見ている限りはハイスピードだったためか、あんまり気づきませんでしたが、見終わって納得の危険度の高さ(^◇^;)
「あー007の世界にやってきたんだなぁ」と、しみじみ思いました。
その後ボンドは、ローマ、モロッコと冒険の舞台を変え、モニカ・ベルッチ、レア・セドゥ演じるボンドガールたちとの出会いを経て、シリーズ最大の組織「スペクター」の謎に迫ります。
今作は、前作「スカイフォール」の続編にあたるため、復習しておくのはもちろんですが、「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」に登場した悪役たちの親玉が「スペクター」である、という関係上、シリーズ前作見ておくのはファンとしては当たり前のことかもしれません。
幸運にも金曜日の地上波で「スカイフォール」は放送されていたので、これを見られた方は、是非「スペクターも鑑賞して欲しいところです。
あらすじについては、まぁ省略しても大丈夫ですよね?
今シリーズの最大の見どころは、というと、やはりシリーズ屈指のシリアスなストーリーが挙げられると思います。
前シリーズ(ピアース・ブロスナン)が甘ったるいカフェオレだとすると、本シリーズはブラックコーヒーと言えるでしょう。
一人の男として、また“殺しの許可書(ライセンス)”という重責を担うスパイとして抱く苦悩と葛藤が、見事に表現されています。
また、主題歌を歌うサム・スミスの歌声が見事で、作品の持つ雰囲気を一段と高めているのは間違いありません。
レア・セドゥもキレイだし、ミッションインポッシブルの女スパイ役を演じていた頃とは、女性としての美しさに一段と磨きがかかったように見えます。
モニカ・ベルッチにしても50歳とは思えない妖艶さで、さすがイタリアの宝石と呻らずにはいられません。
レイフ・ファインズ演じる新しいMも、なかなか良かったんじゃないでしょうか。
彼の“殺しの許可書”に関するある発言は、これまでのジェームズ・ボンドたち全てに捧げる慈愛に満ちた慰めにも聞こえ、作中屈指の名シーンになることでしょう。
そしてこのシーンが、重要なラストにも繋がってきます。
橋の中央にボンド、橋の片側にはM、そしてもう一方にはマドレーヌ。
最後のボンドの決断は、どちらを選ぶかの最大の意思表明だったのではないでしょうか?続きは劇場でお楽しみください。
一方、少し気になった点は、後半のボンドが拷問されるシーン。
もう一度見直してみないとわからないのですが、あれはボンドの感覚を失わせるような外科的な拷問だったはずなのでは?
Q直伝の特殊装備を使って、窮地を脱したボンドは、そんな拷問なんてヘッチャラな様子で脱出しますが、どんだけタフなのボンドさん。
そして、脱出後、レア・セドゥ演じるマドレーヌと後ろ髪を引かれる形で、別れることになりますが、そんなに簡単に悪の組織が見逃すとでも??
あっさりマドレーヌは拉致され、またもや窮地に……
ここらへんがもう少し説得力ある形で描かれていたら、ボンドの「マドレーーーヌ!!!」という悲痛な叫びも、「お菓子かよ」とか思わずにハラハラしながら観れたのかもしれません。
せっかくのMI6爆破のシーンも、その前に敵アジトを007シリーズ最大の規模で爆発させてしまったせいで、なんだかショぼく見えてしまっているのも残念でした。
しかぁし!!
本作がシリーズ最高傑作であることは間違いないなく、いい感じに額に皺の入ってきたダニエル・クレイグには、まだまだボンドを演じてもらって、次々と007シリーズを創り出して欲しいですね!
ちゃーんとエンドロールに、確認しましたよ!
「JAMES BOND RETURN」の文字を!
はたして、演者を変えて帰ってくるのか、辞めたはずのボンドが舞い戻るのか、これからも目が離せません!
では!