ELDEN RINGをやってみたら想像通り最高だったのでとりあえずなんか書く

 

アーマード・コア、DARKSOULSシリーズなど、数多くのアクションゲームを世に送り出したフロム・ソフトウェアの最新作『ELDEN RING』を2時間ほど(!)プレイしてみて、想像通り最高だったので、勢いのままなんか書く。

 

 

正直、アクションゲームは苦手だ。単純に操作が難しいと覚えられないというのと、どれだけやりこんでもさらに上手いやつには勝てないというのが辛い。その点、DARKSOULSシリーズは良い。

まず、一部オンラインでプレイする場合を除いて上手いやつに『勝てなくてもよい』もちろん、どうしても上手に立ち回らないと突破できない敵もいるし、ヒントがほとんどないまま、フィールドやダンジョンを通り抜けるだけで疲れるなど、他のアクションRPGにはない特殊な難易度設定はある。

しかし、0.1刻みに地道にステータスを鍛え、まるでタイムリープもののように何度も死んでその度に違ったアプローチで挑んでいくにつれ、プレイヤーは着実に『成長』する。とはいえ、その成長が確実な『成功』につながるわけではないのも特徴の一つだ。紙一重で敵の攻撃を避けたり、運よく敵の大技が逸れたり運も確実に作用する。だからこそ、同じボス、同じダンジョンであっても全く同じようにクリアできるとは限らない。つまりは、このゲームだからこそ味わえる『唯一無二の成功体験』『千載一遇を捉える快感』こそ醍醐味であり魅力だ。

 

前置きが長くなったがそんな奇跡体験を繰り返し味わうことができるゲームがさらにパワーアップ、バージョンアップしたうえに、史上最大規模のスケールでやってきた。【ELDEN RING】である。

世界観の構築には、なんと世界中を席巻したファンタジー『氷と炎の歌(ドラマ:ゲーム・オブ・スローンズ)』の作者ジョージ・R・R・マーティンがかかわっている。実のところ、『ゲーム・オブ・スローンズ』はシーズン1で視聴が止まっているし、原作だって未読なのだが、中世のあの鎧がガシャガシャした感じが大好物なので、そこに魔法やドラゴンが登場するハイ・ファンタジーなら間違いはない。

PVを見てもわかるが、DARKSOULSに比べて絵面が明るいのが特に気に入った。DARKSOULSには亡者と呼ばれる不死の存在が登場するため、どうしてもグロテスクに暗澹とした雰囲気が立ち込めていて、生理的に受け付けないシーンも多々あった。しかしELDEN RINGはこれだ。

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まあ、広大なフィールドだし、光が強くなればなるほど闇は一層深くなる。今後、超ど級のグロステージがあるかもしれないが、今はただ日の差すリムグレイヴ(最初のフィールド)をただただ走り回っている。

また、醍醐味である「死にゲー」要素も健在で、今回も開始数分であっけなく死んだし、初っ端からとてつもない強敵が居座っているなど、一筋縄ではいかない雰囲気はこれでもかと噴き出している。

それでも、今までのDARKSOULSシリーズは一見するとオープンワールドっぽいが、ある程度直線的に攻略できる広大なフィールドにほかならなかった。それが、先を見通せないほど超広大なオープンワールドになったことで、その分岐/攻略方法が無限に膨れ上がった。初期フィールドであるリムグレイヴを例にとっても、街道と街道からそれた自然地帯があり、どちらかを選ぶかで難易度が大きく変わる。と思いきや、木々の間には大きなコウモリのようなモンスターが飛んでおり、不必要に近づくと攻撃を仕掛けてくる。

一瞬で死んでしまう危機感と、オープンワールドを歩き尽くしたい欲望がせめぎあい、絶妙なバランスで存在している。

 

この2時間ほどで一番滾ったのは、騎兵(?)との戦いだ。騎兵との戦いで一番重要なのは、位置取りである。攻撃の回避と反撃を同時に行うために、常に相手の利き腕側ではなく反対方向に位置取ることだ。言葉で説明する以上に現実では難しい所業に違いないが、それはELDEN RINGというゲームの中でも同じである。騎兵は巧みに手綱を操りながら、常に自分の攻撃が当たりやすい右側をプレイヤーに向けて滑走してくる。なんとか良い位置についたとしても、騎兵の攻撃が届かない正面や背面では騎馬による蹄鉄の攻撃を忘れてはいけない。文字通り人馬一体となった戦いに苦しめられる。この騎兵との戦いで私は、某海賊のごとく思った。『ELDEN RINGの王に、おれはなる!』と。

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誰一人ボスも倒していない(シンプルに怖い)し、自分が乗る馬はなんかダメージ受けて死ぬとかわいそうだから呼び出せないし、で全然進んでいないのだが、一つ言えるのは、オープンワールドの真価はELDEN RINGにあるということ。誰にも指図されず、生きたい/行きたいように歩を進めることができる、より自由でより過酷な世界がここにはある。

 

ここのところオープンワールドもの『ゼルダBotW』『アルセウス』『MHW:IB』と立て続けに遊んでいて、さらには完走していないものもあるので、まったくもって終わる気はしないが、気長に遊んでみたい。教育上よろしくないと思われる描写も多いので、小1の男子がいる我が家ではかなりプレイする時間が限られるのが玉に瑕。

では。

 

【PS5】ELDEN RING

【PS5】ELDEN RING

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