引用:2018 Sony Pictures Digital Productions
どーもお久しぶりです。
気が付けば、なんと一か月ぶりのブログ更新になりました。
ずっと受験勉強してました。
いや、12月に昇格試験があってですね。毎日毎日勉強してるわけですよ。10月以降海外ミステリでさえ一冊も読めてません。
ただ、久々に仕事で休みがとれまして、ここぞとばかりに見に行ってきましたよ。
We are Venom!!!!!!!!!!
さてさて、どこから書きましょうかねえ…
そもそも普段どうやって書いてたっけ…たしか、まず、よくわからないパワー系のタイトルをもってきて、その見えない武器を片手に、何の目算もなく猪突猛進に殴りかかっていくスタイルだっけ。うっし、いっちょやってみっか!
えー、結論から申し上げますと、割と中身はペランペランです。見終わってから、改めて公式トレイラー(予告編)全部見てみたんですが、ほぼ本編でした。最終版のサプライズを除いて予告編以上のものはほとんどありません。
なので、これから『ヴェノム』を見に行こうかな、と思っている方は、予告編を見ずにそのまま映画館にGoで間違いありません。
あらすじだけ紹介しておくので、明日にでも見に行ってください。
あらすじはねえ…
ほら、なんだっけ、似たようなのあったよね、未知の世界からやってきて、主人公に寄生(寄宿)してってやつ。
ほら…あの水色の…
黄色い鈴の…
ポケットの…
そうド〇え〇ん。
違うのは、ヴェノムが宇宙からやってきた超残虐悪魔超人で、の〇太ポジションのエディは、ただ体が喰われているってとこだけ。
全然違うじゃないかというツッコミは、もう走り出したら止まれないのでこのまま弾き飛ばすとして、本作の骨子になっているバディムービー的要素が、同ジャンルの映画の中で白眉の出来かというと、かなり怪しいところがあります。
フォー!と叫びたくなる興奮度MAXな演出と、とんでもなくゲンナリダメダメなところが共存…いや共生している。
…そう
We
are
Venom!!!!!!!
なんだこれ
なんやかんやと言いたいことは多々あれど、そんなシーンのたびにヴェノムがうじょうじょと出てきて、でっかい拳で殴ってきます。
「えっ…今のってどうなっ…」ガキン「あれ…ここおかしく…」ゴキン、という具合に、ついつい気になっちゃう&求めちゃう論理的な筋書きや整合性というものにマウントをとって、上からひたすら理不尽に殴られる心地良さが、クセになっちゃいました。
自分も含めて、映画になると特段口酸っぱくなって、あら探ししたがる自称映画ファンは、一度この映画を見に行ってヴェノムにぶん殴られるがよろしいでしょう。
と言いつつもチクチク言いたくなっちゃうのが当ブログの映画記事。
今日は【ネタバレなし感想】なので、多くは指摘しませんが、一番惜しいのはヴェノムの人格?の掘り下げです。
中盤以降スピード感がぐんと増す影響もあって、ヴェノムが表に出てくれば出てくるほど、その薄っぺらさが目立ってしまうのは、やはり諸々の都合で本編から3,40分ものシーンがカットされてしまった影響でしょうか。カットされたことは、以下のインタヴュー記事からわかります。4:50~くらい
ComicsExplained Interviews Tom Hardy & Riz Ahmed on Venom
見てえなあ。
カットされたのは残虐描写かヴェノムサイドの物語か…どっちにせよ3,40分と言わず、上映時間112分+120分くらいはヴェノムとエディの掛け合いが見てられるので、続編があればその上映時間にも期待したいところです。
アクションの評価点については、CGも多くてよくわからなかったのですが、最初はゴリゴリの軍人が似合うトム・ハーディがダメ男を演じることに若干の違和感はありました。
一方、ジャンキーっぽさもさらりと演じてしまうトム・ハーディに改めてすげえな、と思わされたり。
あと声ですよ。『ダークナイト』のベインもそうですけど、あの唸るような声が最高です。
夜のシーンが多く、暗い画面が多い中、青い炎を使ったアクションシーン(あれなんの青?)とそれを引き起こす、〇〇〇〇を使った攻撃も個人的には新鮮でした。時代は変わってきたなあ、としんみり。
おわりに
上映が開始した冒頭は、とんでもないホラー映画を見に来てしまったと戦々恐々としていましたが、次第にその角はとれて丸くなってゆき、ヴェノムが堂々と登場するころには、ぬいぐるみを愛でるような心持ちでスクリーンにくぎ付けになる非常に恐ろしい映画でした。
どうせMARVELでしょ、スパイダーマンのライバルなんでしょ、今更アメコミ原作なんて、という先入観はまず間違いなく打ち破ってくれる作品なので、ぜひ映画館で鑑賞してヴェノムにぶん殴られてきてください。
では!