僕の猫舎

主に海外ミステリの感想を綴るブログです

S・S・ヴァン=ダイン

劇場型ミステリのお手本【感想】S・S・ヴァン=ダイン『カブト虫殺人事件』

発表年:1930年 作者:S・S・ヴァン=ダイン シリーズ:ファイロ・ヴァンス5 さてさて久しぶりのヴァン=ダインです。 思い返すと、前回から1年以上経っていたので、すんなり世界観に入り込めるか不安でしたが、なんのその、あっという間に古き良き本格ミス…

僧正殺人事件【感想】S・S・ヴァン=ダイン

発表年:1928年 作者:S・S・ヴァン=ダイン シリーズ:ファイロ・ヴァンス4 粗あらすじ ジョン・コクレーン・ロビンが矢で貫かれた死体で発見された。彼の愛称はコック・ロビンで、否が応でもマザー・グースの童謡「だれがコック・ロビンを殺したの?」を想…

グリーン家殺人事件【感想】S・S・ヴァン=ダイン

発表年:1928年 作者:S・S・ヴァン=ダイン シリーズ:ファイロ・ヴァンス3 ヴァン=ダインの代表作の一つに数えられる本作は、前2作と打って変わって、密度の濃い、サスペンスフルな作品となっています。 というのも本作はグリーン家の面々が次々に襲われ…

カナリヤ殺人事件【感想】S・S・ヴァン=ダイン

発表年:1927年 作者:S・S・ヴァン=ダイン シリーズ:ファイロ・ヴァンス2 前作『ベンスン殺人事件』で心理分析による捜査法を実演して見せたファイロ・ヴァンスですが、それはいささか無理のあるものにも思えました。さらにワトスン役のヴァン=ダインの存…

ベンスン殺人事件【感想】S・S・ヴァン=ダイン

発表年:1926年 作者:S・S・ヴァン=ダイン シリーズ:ファイロ・ヴァンス 本作は、アメリカにおける推理小説史の幕開けと目される作品ですが、はたして華々しい幕開けとなったのでしょうか。 『ベンスン殺人事件』で登場したファイロ・ヴァンスは、美術品・…