2021-01-01から1年間の記事一覧

ベイビー・ドライバー【映画】お前はおれか?

ちょうどNetflixでも公開されていたので、見てみました。 アカデミー賞ノミネート作品ということと、定期購読している偽物の映画館さんでも「一番好きな映画」と大絶賛だったので、期待値は上がりまくり。 事前情報も、天才的なドライバー通称”ベイビー”が銀…

人生初めてのDIYをしたので記録しておこっと【準備物編】

GWを利用して、「やってみよう」をやってみた。 そうDo It Yourself、DIYである。 元々は、電動工具を買って、引っ越しの際に出た大型家具等の粗大ごみの解体を行う予定だったのだが、面倒くさくて家族への愛に突き動かされて、妻から依頼されていた「洗濯機…

『ドラゴンの歯』エラリー・クイーン【感想】遅れてきた思春期

The Dragon’s Teeth 1939年発表 エラリー・クイーン14 青田勝訳 ハヤカワ文庫発行 前作『ハートの4』 次作『災厄の町』 ついにライツヴィルの入り口までたどり着きました。ハリウッドシリーズ最後の一作です。ハリウッドシリーズと言っても、舞台はクイーン…

『宇宙戦争』H.G.ウェルズ【感想】歴史的名作に異論なし

The War of the Worlds 1898年発表 H.G.ウェルズ著 中村融訳 創元SF文庫発行 SF小説の歴史を作った作家H.G.ウェルズの代表作を読みました。 新潮文庫の『ウェルズ傑作集1』収録の前日譚『水晶の卵』で予習も十分。 正直こういう「歴史的名作」と謳われてい…

自書自賛

ブログ『僕の猫舎』も七年目に突入しました。七年も続くってよく考えると凄い、控えめに言っても偉業ですよね。小学校~中学校で考えると、まだひらがなさえ覚束なかった頃から、いつの間にかXとかYを使って代入までできちゃうくらいですからね。教科変わっ…

『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン【感想】不思議な感動が胸を貫く

H.M.S.Ulysses1955年発表 アリステア・マクリーン著 村上博基訳 ハヤカワ文庫NV発行 またとんでもないものを読んでしまった。自分のDNAの中には絶対にないフレーズが溢れだす。死にゆく男たちの祈りとか、生から死までを司り、地獄の業火をも呑み込む暴乱の…

ぼくねこ、家を買う【高いよ、オプション編】

何とか年度内に家が建ちそうだ。住宅ローンの手続きや新居の調度類の調達も少しずつ進んでいる。 今まで、家を建てるまでの準備編やハウスメーカー(以下、HM)の選び方、営業マンの見極め方など、なんの根拠もない主観で色々と書いてきたが、今日もそれを超…

『エラリー・クイーンの新冒険』エラリー・クイーン【感想】物語同士のギャップも魅力

The New Adventures of Ellery Queen 1935~1939年発表 エラリー・クイーン 中村有希訳(旧版:井上勇訳)創元推理文庫発行 前作『エラリー・クイーンの冒険』 各話感想 『神の灯』(1935) 今回、新旧の『新冒険』と併せて嶋中文庫の『神の灯』も読みまして…

『十角館の殺人』綾辻行人【ネタバレ感想】自分にとっては遅効毒だったみたい

1987年発表(2007年新装改訂) 島田潔(館シリーズ)1 講談社文庫 次作『水車館の殺人』 粗あらすじ 超ネタバレ感想 おわりに 粗あらすじ 調度品の悉くが正十角形を模り、摩訶不思議な幽霊騒ぎや陰惨な怪奇事件が纏わりつく十角館を訪れた、大学の推理小説…