2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『屍人荘の殺人』今村昌弘【感想】海外古典ミステリ好きとしては巧すぎて悔しい

2017年発表 剣崎比留子1 創元推理文庫発行 驚異の新人による衝撃のデビュー作という触れ込みで世間を席捲し、年末に発表されるミステリの主要なランキングを総なめ、2019年には神木隆之介・浜辺美波・中村倫也ら主演で映画化もされた超話題作。昨年の映画公…

『北壁の死闘』ボブ・ラングレー【感想】ミステリ愛好家にもオススメ

1980年発表 ノンシリーズ 梅津正彦訳 創元推理文庫発行 冒険小説の巨匠ボブ・ラングレーによる山岳冒険小説の超傑作。読んでみようと思ったきっかけは、ご存じ「海外ミステリ・レビュー」 本作のレビューこそ無いが(むしろ無いのに)、冒険小説のレビュー内…

『毒のたわむれ』ジョン・ディクスン・カー【感想】カー初期にしかない勢いがある

1932年発表 ノンシリーズ(パット・ロシター) 村崎敏郎訳 ハヤカワポケットミステリ 前作『緑のカプセルの謎』 カーのノンシリーズものは久々です。探偵は、ギデオン・フェル博士やヘンリー・メリヴェール卿に先んじて登場するパット・ロシター青年。語り手…

『料理長が多すぎる』レックス・スタウト【感想】本当に料理長が多すぎる

1938年発表 ネロ・ウルフ5 平井イサク訳 ハヤカワ文庫発行 前作『赤い箱』 極度の外出嫌いの安楽椅子探偵ネロ・ウルフシリーズ第5作。冒頭から、ウルフとアーチーが列車に乗ってカノーワ・スパーなるリゾート地を目指していることがわかります。この列車内…

とりあえず頭の中がごちゃっとなってきたので整理整頓。 前回投稿した3/10以降のやつ。 3月中旬に人事内示が出る予定だったが出ず。 ソワソワして出勤したけど出ずイライラ。 成績評価はそれなりに良い評価点だったけど、全体順位で結果は出ず特別昇給や加算…