2017-01-01から1年間の記事一覧
発表年:1932~1934年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:パーカー・パイン うんこれは良いな~ほんと良いです。 クリスティの短編集は、『リスタデール卿の謎』『死の猟犬』『謎のクィン氏』とちょっとオフホワイト(笑)な作品も含まれる短編集を読んで…
Yell 叫び声をあげる、大声で叫ぶ、どなる エールって、応援、的な意味はなかったんですね。 今日は、ちょっといつもの方針から逸脱して、あるブログについて書きたいと思っています。 わけあって更新が途絶えている(といっても2週間ですが)【うさるの厨…
こうゆうのを書くからほんとうはダメなんですけどね。 最近めっきり読書数が減ってしまいました。前までは月平均6冊くらいは読めていたのですが、7、8月はともに4冊でした。海外ミステリの読了とその感想というのが、当ブログの生命線ですからこれは由々…
顔のない男―ピーター卿の事件簿〈2〉 (創元推理文庫) 作者: ドロシー・L.セイヤーズ,Dorothy Sayers,宮脇孝雄 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2001/04 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 発表年:1925~1939年 作者:ド…
先日定期購読している『推理小説読んでみる?』で、エラリー・クイーンの悲劇四部作をオススメする記事を読みました。 kirakunimystery.hatenadiary.jp タイトルで誤解を招いてはいけないので、補足しておきますが、今日の記事は、 「どこが本当に名作なんだ…
発表年:1921年 作者:F.W.クロフツ シリーズ:ノンシリーズ ようやくクロフツのノンシリーズものの長編を読み終えました。クロフツのノンシリーズもののミステリは、クロフツの代表作『樽』、そして『フローテ公園の殺人』と『製材所の秘密』のたった4作で…
2週間ほどブログを休んで、別に全てが無かったことのようにいつもの日常に戻った、というわけではないんですが、もう何でもいいから書きたくて書きたくて仕方がない、みたいな日もあって、 思ったより自分の中で、ブログという存在の比重が重かったんだなと…
先日、定期購読しているブログ「自由ネコ」で驚愕の記事を読みました。まずは一度読んでから、その衝撃度を実感してください。 gattolibero.hatenablog.com ねえ…読みました? まさか【検証】というタイトルから、破壊力抜群のキラキラネームの記事になると…
発表年:1935年 作者:G.K.チェスタトン シリーズ:ブラウン神父5 ついにブラウン神父シリーズを読破しました。 ただ、このタイミングで、創元推理文庫から新版がどんどん発刊されているので、さらに蒐集欲が掻き立てられますねえ解説が新しくなっているらし…
引用:Marvel Studios2017 MARVELの稼ぎ頭であるスパイダーマンの新たなリブート作品ということは、MARVELファンなら必ず見ておきたい作品です。 スパイダーマンを演じる若手俳優トム・ホランドがこれまたOL諸氏にワーキャー言われそうなカワイ子ちゃんだった…
久々のmixi日記再投稿シリーズ。 不評につき第三弾が満を辞して登場です。暇つぶし程度にご覧ください。 幸せのカオス2011年02月17日18:55なんか最近自分の日記にも飽きてきたので、きょうは久しぶりにどーでもいいことを熱く語ってみたいと思います。 そし…
発表年:1940年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ19 今日はですね。当ブログでは珍しく、最初っから最後まで完全にネタバレありでお送りしたいと思います。なので、当然のことながら未読の方は本書をまず読んでから進んでください。…
発表年:1937年 作者:ジョン・ディクスン・カー シリーズ:ノンシリーズ まずは 粗あらすじ 退官した老判事が自室で射殺された。撃たれて間もない銃を握りしめて呆けていたのは、かつて判事に極刑を命じられた男だったが、判事の命を奪った銃弾は男が持って…
つい先日こんなものが届きまして。 書き残そう、あなたの人生の物語、ねぇ… 2015年の8月に最初の記事を投稿してからはや3年が経ち、ぼちぼち書きたいことが定まってきたかな、というこの頃です。なので、今月ついにはてなProに申し込み、独自ドメインも取得…
発表年:1932年 作者:C・デイリー・キング シリーズ:オベリスト1 正直むちゃくちゃ楽しみでした。この作品を読むために今まで頑張ってきたと言っても過言じゃありません。 私は基本的に文庫本しか集めていないんですが、唯一持ってる単行本のミステリが本…
発表年:1936~1939年 作者:マージェリー・アリンガム シリーズ:アルバート・キャンピオン氏(日本独自編纂) 本書を書いたマージェリー・アリンガムは、クリスティやセイヤーズらとともに英国女流推理作家ビッグ4と呼び讃えられるほど高名な推理作家です…
発表年:1934年 作者:レックス・スタウト シリーズ:ネロ・ウルフ1 本作は超人的な安楽椅子探偵として名高い私立探偵ネロ・ウルフのデビュー作です。ホームズやポワロといった名探偵たちに比べ、日本での知名度はそんなに高くないものの、熱狂的なファンも…
発表年:1935年 作者:ジョン・ディクスン・カー シリーズ:ギデオン・フェル博士6 粗あらすじ 超自然的な現象を解き明かすことにかけては著名なグリモー教授のもとに、突如一人の奇術師が現われた。彼が残した「三つの棺」という不吉な言葉と脅迫めいた文句…
発表年:1929年 作者:アントニイ・バークリー シリーズ:アンブローズ・チタウィック2 粗あらすじ 犯罪研究家のチタウィック氏はピカデリーホテルのラウンジで休憩中、図らずも重要な事件の目撃者になってしまう。絶対の自信がありながらも警察側と容疑者側…
発表年:1928~1938年(日本独自編纂) 作者:ドロシー・L・セイヤーズ シリーズ:ピーター・ウィムジィ卿 ちょっとねぇ本作は意表を突かれたというか、予想外だったというか、良い意味でしっかり裏切られた短編集でした。 そもそも日本独自に編纂された短編…
発表年:1940年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ18 さっそくタイトルから何言ってんねん、とツッコみを受けそうですが心から言っています。これは癒されます。 あらすじは不要でしょう。開始早々法廷を舞台に容疑者として裁かれる…
発表年:1935年 作者:ジョン・ディクスン・カー シリーズ:ギデオン・フェル博士5 あらすじを書くのも億劫になるくらい、展開がややこしい…時計職人の家で不審者が不思議な兇器で死ぬ。これくらいしか確かなことが言えません。 カーのやりたかったこと、つ…
2017年上半期は、去年以上に新しい推理小説作家に多く出会った半年でした。
相も変わらず、アガサ・クリスティ原作『ABC殺人事件』と『ひらいたトランプ』の感想記事が良く読まれています。これら以外の2017年第二四半期によく読まれている記事をまとめてみようと思います。ついでに昨年以前に書かれた記事は様式が今のものと全然…
まずは粗あらすじ 《謎探偵の推理過程》 発表年:1939年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:ノンシリーズ(バトル警視登場) まずは粗あらすじ イギリスの植民地マヤン海峡に駐在していた元警官ルークは、偶然乗り合わせた列車で親切そうな老婦人と出会う…
前にも言ったかもしれませんが、私はミステリをほぼ発表年順に読んでいます。さらによっぽど入手不可の作品じゃない限りシリーズ順にです。なんだ、そんなのあたりまえだろ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、単純に「そうしたい」からという拘りだ…
粗あらすじ 《謎探偵の推理過程》 余談 発表年:1929年 作者:クリストファ・ブッシュ シリーズ:ルドウィック・トラヴァース2 最近では論創社の論創海外ミステリシリーズでお目にかかることも多いクリストファ・ブッシュという作家ですが、文庫派の私にとっ…
最近車の乗り換えを検討しておりまして、毎週のようにディーラーに通って車を見学しています。そこで自身の記憶の補完のためにも、また購入の際の検討資料にするためにも、まとめて記事にしてみようと思います。ついでに、同じようにSUV車の購入を検討してお…
発表年:1938年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ17 「思いきり兇暴な殺人を」 というリクエストを受けて作られた本作は、その期待に応えるだけの力作にはなっています。多少ハリボテ感がしないでもないですが… まずは粗あらすじ ク…
引用:http://www.foxmovies-jp.com/logan-movie/sp/productionnotes.html X-MENファンなら必ず見ておきたいウルヴァリンが出演する最終作、ということでさっそく見てきた。