謎解きも容易だ【感想】アガサ・クリスティ『殺人は容易だ』

まずは粗あらすじ 《謎探偵の推理過程》 発表年:1939年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:ノンシリーズ(バトル警視登場) まずは粗あらすじ イギリスの植民地マヤン海峡に駐在していた元警官ルークは、偶然乗り合わせた列車で親切そうな老婦人と出会う…

時代別にミステリを読む意義とは

前にも言ったかもしれませんが、私はミステリをほぼ発表年順に読んでいます。さらによっぽど入手不可の作品じゃない限りシリーズ順にです。なんだ、そんなのあたりまえだろ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、単純に「そうしたい」からという拘りだ…

ABC殺人事件を連想させる完全殺人【感想】クリストファ・ブッシュ『完全殺人事件』

粗あらすじ 《謎探偵の推理過程》 余談 発表年:1929年 作者:クリストファ・ブッシュ シリーズ:ルドウィック・トラヴァース2 最近では論創社の論創海外ミステリシリーズでお目にかかることも多いクリストファ・ブッシュという作家ですが、文庫派の私にとっ…

【SUV車に乗りたい人におすすめ】ざっくりSUV車所見

最近車の乗り換えを検討しておりまして、毎週のようにディーラーに通って車を見学しています。そこで自身の記憶の補完のためにも、また購入の際の検討資料にするためにも、まとめて記事にしてみようと思います。ついでに、同じようにSUV車の購入を検討してお…

どうか神様こんなクリスマスになりませんようにアーメン【感想】アガサ・クリスティ『ポアロのクリスマス』

発表年:1938年 作者:アガサ・クリスティ シリーズ:エルキュール・ポワロ17 「思いきり兇暴な殺人を」 というリクエストを受けて作られた本作は、その期待に応えるだけの力作にはなっています。多少ハリボテ感がしないでもないですが… まずは粗あらすじ ク…

『LOGAN/ローガン』【ネタバレ感想】今までのX-MENシリーズとは一線を画すヒューマンドラマ

引用:http://www.foxmovies-jp.com/logan-movie/sp/productionnotes.html X-MENファンなら必ず見ておきたいウルヴァリンが出演する最終作、ということでさっそく見てきた。

堂々と生涯ベストテンにくい込む超傑作【感想】パトリック・クェンティン『俳優パズル』

発表年:1938年 作者:パトリック・クェンティン シリーズ:ピーター・ダルース2 今年読んだミステリで群を抜いて面白かったです。前作『迷走パズル』で少し触れましたが、感想を書く前にもう一度パトリック・クェンティンという作家についておさらいしたい…

ブログ初心者がブログ初心者へ偉そうなことを言う

今月毎日書いてきた記事のまとめ記事で最終日を埋めてしまうとは、なんともカッコ悪いんだけど、そもそも今月毎日更新しようと思ったのには一応の理由があったのでそこから始めようと思います。

ミステリ法

法と言ってもヴァン・ダインの二十則やノックスの十戒みたいなミステリを構成する法(Law)ではなく、ミステリを評価するうえで指針となる評価方法(Method)という意味での法である。

辛い(辛くない)

5月も残すところあと三日。やっとゴールが見えてきたが今がかなり辛い期間。実はもうお分かりかもしれないが、今月は毎日記事を投稿してみようと思っている。しかも全てミステリに関連した記事で、だ。見返してみるとかなりギリギリな記事も多かったように…

ミステリな映画【ネタバレ注意】

せっかく映画も推理小説も好きなんだから、ミステリ要素の強い、どんでん返しがオススメな映画を紹介してみよう。ただ色んなサイトで紹介されすぎて擦りまくっている作品だが…

考える機械が現実味のある今読みたい1作【感想】ジャック・フットレル『思考機械の事件簿Ⅰ』

発表年:1905~1907年 作者:ジャック・フットレル シリーズ:思考機械 本書は日本で独自に編纂された≪思考機械≫が登場する短編集です。≪思考機械≫はもちろんあだ名で、本名はオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼンといい、肩書きと本名を合わせればア…

宗教とミステリ

宗教なんていうセンシティブな話題に触れるのはちょっと気が引ける部分もあるのだが、ミステリについて思いを巡らしてゆくと、どこかに宗教の影がちらほら見える時がある。

通販ミステリ

ミステリファンならずとも、誰しもが安く手軽に本を手に入れたいと願っていると思う。そんな全ての読書家にとってかかせない通販サイトといえば「BOOKOFFオンライン」だろう。かくいう私もかなりお世話になっている通販サイトである。その閲覧回数といったら…

ミステリ作家

先日人生で初めて、創作の物語しかも短編ミステリっぽいものを書いてみた。自分で書いてみて初めて、物書きの方々の凄さを理解できた部分もあり、感想記事以外のものを書く楽しさを感じることができたので、忘れないうちに記録を残したいと思う。